医師のワンムールマンション購入、生活費の経費計上で毎年赤字、損益通算による節税、あり?
勤務医、課税所得1200万です。
先日業者から新築ワンルームマンション購入による節税の話を聞きました。
経費として、減価償却等の他に、携帯などの通信料の一部、マンション視察と称した全国への旅行の交通費やホテル代、不動産業者へのお礼等のための商品券購入代、ガソリン代などの交通費の一部、パソコン購入費等も経費として計上して、毎年80万近くの赤字を出し、本業である医師の給料と損益通算して節税するという方法を聞きました。そしてその際の確定申告は税理士の名の元で行うから大丈夫とのことで、マンション購入を勧められました。80万赤字出すと損益通算により80万×43%(所得税33%+住民税10%)の節税になるとのことで、毎年このぐらいの赤字にするそうです。
詳細
マンションは新築で2000万程度のRC。家賃7万くらい。
満室だと年84万の利益ですが、ここに上記のような経費を164万程あて、マイナス80万近くにするそうです。減価償却等以外で80万程度経費をつける計算だそうです。
質問
個々の経費の妥当性は置いておいて(税理士がバランス等調整して上手くやるそうなので)、そもそもこのように毎年わざと赤字を出すことによる節税は問題ないのでしょうか?普通に考えれば、それは事業として成り立っておらず節税対策というのがバレバレであり、そのうち摘発されてもおかしくないと思うのですが、、、
一般論としてまかり通るか知りたいです。税理士の意見として、このやり方による節税をやめといた方が良さそうであれば、それも教えて下さい。
補足
生活費を計上することでわざと赤字にし(もちろん表向きはマンション経営のためですが)、節税をはかるこの手法について、とあるyoutuberは立派な脱税だと話しており、そのうち一斉に摘発されるだろうと言っていました。
税理士の回答

生活費を計上するのはアウトです。ただし、事業所得と不動産所得は明確に違いがあります。相談者様の場合、不動産所得です。
副業を事業所得(赤字)として給与所得と通算するやり方は、過去、腐るほど否認事例(雑所得認定)があり、今後、増えるでしょう。
ご返答ありがとうございました。
事業所得(赤字)については腐るほど否認事例があるのですね。生活費計上がアウトなことも承知しました。
今回の私の事例は不動産所得になるとのことですが、不動産所得(赤字)における否認事例はそれなりにあるものでしょうか?また今後増えていくという予想はありますか?
本投稿は、2021年05月26日 07時49分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。