個人事業の相続と法人化
個人事業の相続に当り、スムースに事業の継承が出来るようにするには法人化しておいた方がいいものでしょうか?現在法人のメリットは少ない(辞めた時には没収?)という話も聞いたことがあります。個人のままでの継承とどちらがベターでしょうか。
※過去に弊社サービスにお問合せ頂いた質問を転載しています
税理士の回答

税理士の清水と申します。
個人事業を承継する場合に、個人と法人では少なとも税制上の大きな違いはございません。
死亡による相続で、かつ個人事業で承継する場合には青色申告の届出期限の取り扱いなどが若干異なりますが、スムースかどうかという点ではあまり影響は無いと思います。
また、医療法人は残余財産が没収される場合がありますが、株式会社や有限会社にはそいうった制度はございません。
利益がかなり出ていて、法人化した方がメリットがあるという場合を除き、個人事業の方が登記費用などもかからずベターかと思います。
また、後で改めて法人化することもできます。
ただし、例えば法人の方が事業を運営するうえでの信用を得やすいなど様々な要素があり、詳細な状況をお聞きした上での回答ではございませんので、あくまで一般的な参考意見としてご理解を頂ければと思います。
本投稿は、2014年07月30日 16時26分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。