アパートの賃貸経営の法人化
現在でアパート経営(3棟、10室、ローンなし)を行っています。その他個人の自宅(一軒家、ローンなし)を所有しています。
今後自宅を転居予定で、税金面などを考え、この際に会社(合同会社)を作り、転居先の自宅に事務所設立、またその後アパートの買い替えを検討しています。
現在、個人所有のアパート、不動産(自宅)を会社名義に変更することは、簡単にできますでしょうか?なにかハードルや問題などありますでしょうか?
基本的なことからアドバイスいただけると幸いです。
税理士の回答

個人所有の不動産(土地と建物)をすべて会社に移すのは簡単ではありません。会社では買い取り資金を準備しなければなりませんし、所有権の移転登記費用や不動産取得税が多額にかかります。
このような場合によく使う方法は、土地は個人に残して建物だけを会社に移す方法です。建物だけであれば買い取り資金も少なくでき、登記費用や不動産取得税も抑えることができます。
残る問題は、会社が個人から土地を借りることになりますので、借地権の問題が生じることです。この点に関しては、少々複雑になりますが所定の手続きをとることで借地権の問題もクリアすることができます。
ご参照になれば幸いです。
ご回答ありがとうございます。簡単には会社に移せないことは理解しました。
相続も含めて法人にすることにメリットを感じていますが、実際のところ上記の場合、メリットはあると思われるでしょうか?詳細をお伝えできないので、難しいと思われますが、わかる範囲で教えていただけると幸いです。

ご連絡ありがとうございます。
建物を法人化する方法は、家賃収入が多額にあるケースほど、相続税と所得税の節税効果が期待できると思われます。
一方で、法人設立の費用や、建物の移転費用、法人設立後の決算手続き等の負担が生じますので、それらとの比較検討になると思います。
ご参考になれば幸いです。
本投稿は、2016年06月02日 19時29分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。