「法人設立の上、自身の自宅購入し社宅にする際の注意点」
現在不動産を複数所有しており、法人の設立を検討しております。
そこで、銀行より、法人の設立の提案を受け、自身の自宅の購入も法人でする事ができるとアドバイスを受けました。購入した自宅を社宅扱いにすれば良いの事ですが、法人の設立後すぐに、自身の自宅を購入、社宅として利用する事に弊害はありますでしょうか。
現在賃貸住まいです。
アドバイスなど頂けると幸いです。
税理士の回答
東京都中央区の小林税理士事務所 小林拓未と申します。
会社設立の上、ご自宅を会社所有にし、社宅とすることは可能です。
ただし、下記の注意点がございます。
1.個人所有の不動産が居住用マンションやアパート以外の事業用建物であれば、会社で消費税還付が期待できますが、社宅がある場合は不利になる可能性があります。
2.会社所有の不動産については、ローン返済期間が短くなる可能性があります。
3.住宅借入金等特別控除が使えなくなります。また、団体信用生命保険が使えなくなるか、あるいは金額が高くなる可能性があります。
自宅を会社所有にするか、個人所有にするかは、とても判断が難しい問題です。
以上よろしくお願い致します。
本投稿は、2016年12月04日 11時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。