兼業ブロガーが個人事業主になる目安と、小規模企業共済加入の可否について
私の今の立場で、ネットビジネスに関して個人事業主の申請をすることが可能かどうか、また、小規模企業共済への加入が可能かどうか教えていただけますでしょうか。
1) 主な立場は大学院生(医学部の学生)
2) 生活費や学費は非常勤アルバイト(外来や当直業務)とネットビジネス(ブログ収入)で捻出
3) ネットビジネスの収入は最近では毎月安定して5〜10万円程度
今年はネットビジネスの収入が少ないので、雑所得で申告をする予定です。
ネットビジネスは、この後も事業として大きく育てたい気持ちがあるので、もし可能ならば来年以降は個人事業主となって青色申告控除が受けられればと考えています(利益の規模によっては税理士と契約も検討)。
また、個人事業主になった場合に、上記の状況で小規模企業共済への加入は可能でしょうか。
お忙しい中恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
税理士の回答

寺尾諭
事業所得と雑所得を区分する明確な基準はありません。
事業所得とは、自己の計算と危険において独立して営まれ、
1営利性・有償性の有無
2継続性・反復性の有無
3自己の危険と計算における事業遂行性の有無
4その取引に費やした精神的・肉体的労力の程度
5人的・物的設備の有無
6その取引の目的
7その者の職歴・社会的地位・生活状況
などの諸点を総合して、社会通念上事業といい得るか否かによって判断する。
とされております。その中でも特に重要なのが
1.営利性(利益獲得目的があるか)
2.反復・継続的に取引や収入があるか
3.その取引に費やした精神的・肉体的労力の程度(頑張っているか)、
5.人的・物的設備の有無(設備が整えられているか)
かつ脱税や租税回避目的ではなければ、事業所得で大丈夫かと存じます。
また、個人事業主となった場合、大学生以上であれば、小規模企業共済の加入は可能かと存じます。
会計事務所Smart 寺尾様
さっそくのお返事ありがとうございます。
個人事業主となりうる基準と小規模企業共済への加入条件につき、ご教示いただきありがとうございました。
私は愛知県在住ですので、もう少しネットビジネスが大きくなり、青色申告控除のメリットが出てきましたら正式に依頼させていただくかもしれません。
私自身、freeeを利用して経費の入力をやっておりますので、freeeに強いのも心強いです。
今後ともよろしくお願いいたします。

寺尾諭
ご丁寧なお返事ありがとうございます。こちらこそお役に立てて光栄です。
ご事業のご成功を心よりお祈り申し上げます。
本投稿は、2017年11月01日 08時54分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。