海外からpaypal経由でドルで収入を受けとった場合の青色申告
こんにちは。
大変恐縮ですが、青色申告とドルによるpaypalを経由した報酬をいただくお仕事を開始したばかりで、知識が乏しく助けていただけますと幸いです。
以下1〜4の流れでお金が動いた場合の、◆ケース1と◆ケース2における、青色申告の記帳方法をご教示いただきたいです。
(勘定科目、為替差益のような計算が必要か、paypal両替時の手数料は仕分けに含む場合どう記帳すれば良いか、レートは月平均を使用する場合月末のレート採用するのか、など)
※金額と日付の例はm各1〜4の項目の最後に(例:〜)として記述しております。
1、24/10/1〜24/10/7:
毎日時給制で働き、都度ドルで報酬発生。(この時点ではpaypalに入金なし)
(例:1日あたり$100報酬発生。報酬発生日のレートは毎日1ドル=110円であったとする。)
2、24/10/8:
上記1の1週間分の報酬を合計した金額が、1週間ごとにpaypalへドルで送金される。
(例:1週間分の報酬として、paypalへ$700報酬振り込みされる)
3、24/10/15:
任意のタイミング(今回の例は10/15)で、paypalアカウント内で円に両替。
(例:上記2の$700を、1ドル=100円だったので、¥70,000に両替された。)
4、24/10/30:
任意のタイミング(今回の例は10/30)で、日本の銀行口座に円に両替した報酬を送金。
(例:上記3で両替した¥70,000を銀行に送金)
◆ケース1:上記4の送金先口座が個人ビジネス口座の場合。
◆ケース2:上記4の送金先口座が事業主のプライベート口座の場合。
税理士の回答

石割由紀人
海外からの収入をPayPalを通じて受け取る場合、いくつかの重要なポイントを考慮し、適切に青色申告を行う必要があります。以下は具体的な記帳方法の注意点と結論です。
基本的な手順
1. 収入の発生時点(10/7まで)
- 収入が発生した日ごとに為替レートを確認し、ドルでの金額をその日のレートで円に換算します。例として10/1から10/7の毎日のレートで換算しますが、都度レートが変動するため、手間を省くために月の平均レートを使用することも認められています。
2. PayPalへの送金時点(10/8)
- $700がPayPalに送金された時点で、これを「売掛金」として記帳します。例えば、ドルベースでの金額をその時点の円換算により記録します。手数料が差し引かれる場合はそれも記載します。
3. PayPalでの円両替時点(10/15)
- $700を円に両替する場合、両替時のレートで日本円に換算します。この時点で為替差益または差損が発生する可能性があるため、それを「為替差損益」として処理します。
- PayPalによる手数料も「支払手数料」として記帳します。
4. 銀行口座への送金時点(10/30)
- 既に円に両替された金額を銀行に送る際には、新たな換算は必要なく、既に確定した額として「普通預金」口座への入金として記録します。
ケース1:個人ビジネス口座の場合
- ビジネス用の口座に入金するので、入金された金額は事業収入として計上されます。これにより、事業規模に応じた青色申告を行います。
ケース2:プライベート口座の場合
- 事業主のプライベート口座への入金の場合も基本は事業収入ですが、口座の管理に業務とプライベートの区分を明確にする必要があります。明確な区分がない場合、口座の金額全体が事業の一部として認識される可能性があるため、プライベート口座での処理は注意してください。
ご返答感謝いたします。
以下1〜4ごとの仕分け例記述いたしました。
大変恐縮ですが、もし誤っている場合ご指摘いただけますと幸いです。
1. 収入の発生時点(10/7まで)
- 収入が発生した日ごとに為替レートを確認し、ドルでの金額をその日のレートで円に換算します。例として10/1から10/7の毎日のレートで換算しますが、都度レートが変動するため、手間を省くために月の平均レートを使用することも認められています。
→ 仕分けなし
2. PayPalへの送金時点(10/8)
- $700がPayPalに送金された時点で、これを「売掛金」として記帳します。例えば、ドルベースでの金額をその時点の円換算により記録します。手数料が差し引かれる場合はそれも記載します。
→ 10/8のレートは1ドル100円。以下記帳。
★売掛金 70,000円 売上 70,000円
3. PayPalでの円両替時点(10/15)
- $700を円に両替する場合、両替時のレートで日本円に換算します。この時点で為替差益または差損が発生する可能性があるため、それを「為替差損益」として処理します。
- PayPalによる手数料も「支払手数料」として記帳します。
→ 10/15のPayPal上の両替時レートが1ドル110円(手数料3%引かれた後)の場合。
(支払手数料=(110円/0.97)-110円=3円(四捨五入))
以下仕分けですと「支払手数料」と「為替差益」で損益相殺されてしまうので・・・
★売掛金 7,000円 為替差益 9,100円
★支払手数料 2,100円
以下のように両替時にPayPalに取られる手数料3%の仕分けは省略し、手数料3%を引かれた後の110円*
$700円で仕分けしても問題ないのでしょうか。
★売掛金 7,000円 為替差益 7,000円
4. 銀行口座への送金時点(10/30)
- 既に円に両替された金額を銀行に送る際には、新たな換算は必要なく、既に確定した額として「普通預金」口座への入金として記録します。
→ 10/15に両替した日本円を、個人ビジネス口座に入金。以下記帳。
★普通預金 77,000円 売掛金 77,000円
五月雨式で申し訳ございません。
1について仕分けなしとするのは、青色申告の発生主義に反しているかもしれないです・・・
発生主義に基づいて仕分けをする場合、1についてどのように仕分けするのがベストでしょうか?
1日あたり10件以上発生する可能性のある売上を都度記帳するのは大変でして・・・
発生主義に反しない且つなるべく負担の少ない記帳にしたく。
本投稿は、2024年10月02日 22時05分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。