個人事業主から正社員になってから確定申告について
今年、個人事業主から正社員になりました。
確定申告をするのですが、青色申告65万円が控除されるか分かりません。
個人事業主として120万円、正社員として50万円程度です。
廃業届と青色申告取りやめ届出書は今年8月に提出、受理済みです。
その年の確定申告では青色申告の控除がされるのかどうか教えて頂きたく存じます。
一応、税務署には電話で確認し、控除されるということでしたが、他の専門家の方のご意見も伺いたいと思っております。
ご多忙のところ申し訳ございませんがご回答の程、よろしくお願い致します。
税理士の回答

石割由紀人
個人事業主として事業を行い、年の途中で廃業した場合でも、要件を満たしていれば、その年の青色申告特別控除(最高65万円)を全額適用することが可能です。
具体的には、以下の要件を満たす必要があります。
1. 事業所得を生ずべき事業を営んでいること。
2. 複式簿記により記帳していること。
3. 貸借対照表および損益計算書を確定申告書に添付し、申告期限までに提出していること。
これらの要件を満たしていれば、廃業日までの期間にかかわらず、65万円の控除を受けることができます。
また、廃業に伴い「所得税の青色申告の取りやめ届出書」を提出されたとのことですが、この提出により翌年以降の青色申告の承認が取り消されます。
したがって、今年分の確定申告においては、上記の要件を満たしていれば、青色申告特別控除65万円を適用することが可能です。
なお、税務署からも控除が適用されるとの確認を受けているとのことですので、安心して申告を進めていただければと思います。
本投稿は、2024年11月30日 18時40分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。