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青色申告 経費

青色申告についての相談です。
青色申告で来年度は申告したいと思ってる者です。

経費について無知なので教えてください。

青色申告では、条件を満たせば最大65万の控除がありますが、
例えば、年間130万の収入があり、10万の経費があった場合、
130万-10万-65万=55万
が所得額となり確定申告を行なうのでしょうか?

また、いまは白色で家内労働者特例を受けており、一社のみの取引なので、55万の控除を受けているのですが、青色申告だと何社と取引をしても最大65万控除できるとの認識でよろしいでしょうか?

あと、自宅で仕事をしているのですが、持ち家では、家賃は無いので、光熱費くらいが経費として計上できるのですか?
一日8時間ほどの業務だと、30パーくらいを経費にあてれるのですか?
個人で決めても良いものなんでしょうか?

たくさんの質問で申し訳ないですが、何卒よろしくお願いします。

税理士の回答

青色申告では、条件を満たせば最大65万の控除がありますが、
例えば、年間130万の収入があり、10万の経費があった場合、
130万-10万-65万=55万
が所得額となり確定申告を行なうのでしょうか?


上記のように、55万円が事業所得になり、さらにそこから、所得控除(基礎控除が最低48万円あり、さらに生命保険料控除など他の所得控除があれば、それらの合計額)といわれる控除額の合計額を差し引き、税率をかけて税額があれば、確定申告を行う必要があります。


あと、自宅で仕事をしているのですが、持ち家では、家賃は無いので、光熱費くらいが経費として計上できるのですか?
一日8時間ほどの業務だと、30パーくらいを経費にあてれるのですか?
個人で決めても良いものなんでしょうか?


経費については、仕事場の面積割合の比率(例えば、15平米を仕事場、賃貸の全体面積が60平米であれば、25%)あるいは、業務時間使用割合(例えば、1日8時間で25日であれば、(8時間×25日=200時間)÷(24時間×30日=720時間)27.7%)など、質問者様の実態に近い割合で、経費を按分するのが一般的です。

具体的な経費の項目につきましては、持ち家建物部分の減価償却費や固定資産税、火災保険料、携帯代、光熱費なども、上記の割合で按分した金額が経費に按分して計算することができます。

先生、分かりやすいご回答、本当にありがとうございます。
ちなみに今は、白色申告なのですが、上記と同じように
年間130万の収入があり、10万の経費があった場合、
130万-10万-65万=55万
経費を一旦差し引くことはできたのでしょうか?

毎回、経費が控除の55万に到達していないので、130万−55万のみしか、差し引きしておりませんでした。

同じように光熱費や上記で示された項目も経費として扱い、
130万−経費−55万
とできたのでしょうか?

>130万-10万-65万=55万
経費を一旦差し引くことはできたのでしょうか?

青色申告の場合、貸借貸借表の作成など必要な要件を満たす場合、
65万円(電子申告しない場合は、55万円)の控除があり、
この場合、質問者様のとおり、経費10万円にさらに65万円の控除があります。必要要件を満たさない場合、経費10万円とさらに10万円の控除のみとなります。

>同じように光熱費や上記で示された項目も経費として扱い、
130万−経費−55万
とできたのでしょうか?

できません。白色申告の場合、質問者様の特例55万円は、実際にかかった経費10万円とどちらか大きいほうを控除できるというものですので、
130万円-55万円が所得となります。

先生、ありがとうございます!
持ち家は固定資産税で計算できるのですね

出して頂いたパーセントで計算しただけでも年に20万くらいの経費はありました
これに紙やインク代を入れたらもう少しありそうです。

この経費に65万の控除があれば、かなりの節税になりますね

本当に無知でした。


最後に

先生に出して頂いた光熱費のパーセンテージは、本来なら税務署に申告するのでしょうか? それとも毎月業務時間などを計算して、月ごとに割合を出せばいいのでしょうか

何度も申し訳ございません。

>先生に出して頂いた光熱費のパーセンテージは、本来なら税務署に申告するのでしょうか? それとも毎月業務時間などを計算して、月ごとに割合を出せばいいのでしょうか

税務署には、申告しません。
あくまで、万一 税務調査があり、この事業用の部分について
どうやって算出していますか?と聞かれたときに、根拠として
説明できるように、手元に保管しておきます。
 その根拠資料が、合理的であればあるほど(合理的とは、質問者様の状況を考慮して)調査官も否定できなくなりますから、毎月業務時間などを緻密に計算されて、割合を出されているのであれば、なお説得力が増すと思われます。

お早いご回答有難うございました。

とても理解できました。
税務署に尋ねられてもきちんと答えれるようにしていきたいと思います。

来年度に向けて青色申告を申請して、頑張って帳簿付けもしてみたいと思います。

こんなにメリットがあるとは思いもしませんでした。

本当にありがとうございました。

本投稿は、2021年11月03日 22時50分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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