固定資産台帳の登録について
①自宅一室の壁をリフォームした場合の耐用年数と償却方を教えて下さい。②開業費が合計10万以上だった場合は5年均等償却もしくは、任意償却であっておりますでしょうか?③減価償却端数処理は法的に決まっていますか?[事業情報]去年ネイルサロン開業して売上はあまりありません。青色申告をしています。赤字の場合などに適した償却方を教えて頂きたいです。
税理士の回答

①自宅一室の壁をリフォームした場合の耐用年数と償却方を教えて下さい。
リフォーム(内装工事)の場合、合理的に定めた耐用年数とあり、
一般的には、15年で償却年数とすることが多いです。
②開業費が合計10万以上だった場合は5年均等償却もしくは、任意償却であっておりますでしょうか?
ご指摘の通り、5年均等でも、任意(管理されていれば、いつでも)
いずれかで可能です。
③減価償却端数処理は法的に決まっていますか?
過去は、償却限度額以内が経費でしたので、切り捨てとされていましたが、現在は、端数切り上げ(納税者有利)でも可能となっています。
赤字の場合などに適した償却方を教えて頂きたいです。
所得税では、届出をしない限り、定額法、届出をすればその年から
定率法を選択できます。
ただ、赤字期間が続くということであれば、3年間の損失の繰り越しを長期に利用するため、償却額を初期に抑えられる定額法が良いかと存じます。
わかりやすい解答ありがとうございます。
まだ解答いただけるようであれば、
定額法と均等償却の違いを教えて頂きたいです。
またリフォームは定額法がいいのでしょうか?

均等償却とは、税法上登場するケースは限定的です。
例えば、旧定額法という昔あった償却方法について、
一定の額まで達した場合、そこから5年間で同額で償却する
(これを均等償却という表現)際に使われたり、
また、一括償却資産という20万円未満の償却資産を
3年間で同額(売却しようがしまいが)償却するなどの際に、
均等償却と言われたり、用途は限定的です。
その他、今回のように、会計上(税務上ではなく)開業費などは
5年間均等償却と定められています。(税法は、任意)
>またリフォームは定額法がいいのでしょうか?
届出等、定率法を選択されていなければ、定額法となります。
初期に多額の利益等が出て、多額の償却額を計上したいなど
でなければ、定額法で問題ないかと存じます。
詳しくご説明頂きありがとうございます。
本投稿は、2022年01月18日 23時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。