RMTで認められる経費と白色申告の納税額について
自分で調べてもなかなかヒットせず、質問させていただきました。
今年半ばから契約社員として週3程度働いています。
RMTでの収入が20万円を超え、初めての確定申告を控えているのですが納税額や計算方法がわかりません。
源泉徴収の支払い額1,084,590
RMTでの収入(売上ではなく実際に口座に振り込んだお金)910,000
・この場合、どのくらいの納税額になるのでしょうか。
・確定申告には帳簿が必要と出てくるのですがRMTサイトを利用して取引しているのでその履歴があれば良いということですか?
・アカウントに課金した金額は経費として認められますか?
以上、回答お願いいたします。
税理士の回答

髙峰都宏
源泉徴収の支払額というのは、契約社員としての年間の給与収入の総額(税金・社会保険料控除前のグロス金額)ということでしょうか。
その前提でここでは考えます。
また、RMTでの収入というのは、売買金額からRMTサイトの利用手数料などを差し引いた金額ということでしょうか。
これらの前提で、かつ、相談者様が独身で所得控除などはないという前提で考えると以下のような税額になります。
給与所得 給与収入 108万円ー給与所得控除 55万円=53万円
雑所得 91万円(売買金額ー必要経費(サイト利用料))
総所得金額 53万円+91万円=144万円
所得控除 社会保険料控除 0万円(通常給料の15%程度ですが、130万円以下であるため0としています。)+基礎控除48万円=48万円
課税総所得金額 144万円ー48万円=96万円
所得税額 96万円×5%=4.8万円
税額控除はない前提で、ざっくり所得税額はこの程度になると見込まれます。税率は5%ですので、RMTでの収入の5%の所得税増加とお考え下さい。なお、このほか住民税は10%ですので、この倍の金額(約10万円)も分割で支払うことになります。
・ゲームアカウントのRMTサイトでの売却利益は雑所得に該当すると考えられ、この回のケースでは帳簿記帳の義務はありません。取引の履歴だけ保存をしておいて頂ければ結構です。
・アカウントに課金した金額は、ゲームをプレイするためにかかった費用の性質が強いと考えられるため、今回の売却に関する直接的な必要経費とは認められる可能性は低いと考えられます。
本投稿は、2023年12月31日 00時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。