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分記法の期末商品売上高について

初めての確定申告で苦戦しております。。

弥生会計ソフト白色にて作成しておりますが、分記法での記帳となる為、期末商品売上高などの記帳は不要なのでしょうか?
自分なりに調べたところ、分記法では決算整理が不要となるという記事を目にしました。
お忙しいところ恐れ入りますがご回答よろしくお願いします。

税理士の回答

 分記法で記帳する場合、期首商品棚卸高、当期仕入高、期末商品棚卸高の記帳は不要です。

分記法の場合、

(借方)売掛金 ××× (貸方)商品    ×××
            (貸方)商品販売益 ×××

などと仕訳をするので、各仕訳ごとに商品販売にともなう粗利を算出して計上しており、売上高ー売上原価=粗利、といった計算を行う必要がないからです。

 期首商品棚卸高、当期商品仕入高、期末商品棚卸高といった項目は、三分法を採用している場合の売上原価の内訳科目になります。

丁寧なご回答ありがとうございます。
2025年度から課税事業者となり、その際の計上も分記法で問題ございませんでしょうか?
デメリット等多いのでしょうか?

課税事業者であれば、分記法はデメリットが多いかと思われます。

分記法では売上時の仕訳は、上記のとおり、

(借方)売掛金 ××× (貸方)商品  ×××y←課税売上げ
            (貸方)商品販売益 ×××←課税売上げ

となり、課税売上げ金額が、商品と商品販売益の二つに分かれてしまうので、一年間の課税売上げ金額を把握するのが大変だからです。

三分法であれば、
(借方)売掛金 ××× (貸方)売上高 ×××←課税売上げ

となるので、課税売上げの把握は容易です。

本投稿は、2024年02月28日 21時28分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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