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電子書籍サイトの無償コインで購入した書籍について

副業で白色申告をしている会社員です。

電子書籍サイトで購入した書籍を経費にする際についてご相談です。

【以下をご覧いただき、無償コインを含めて経費にできる、というご意見をお持ちの先生のみ、その詳細とともに教えていただきたいです】

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■購入の流れ
1.プライベート用と副業用を兼ねる図書カードを使い、サイト内の有償コインをチャージする。
(例:1万円の図書カードを2枚購入し、プライベート用1万円、副業用1万円とする。
または、1万円の図書カード1枚を購入し、プライベート用と副業用で5000円ずつ使う)

2.有償コインを使用してプライベートの本を購入し、その時に無償コインを獲得する。
※無償コインはポイントカードのポイントのようなもので、本の購入時に自動で獲得します。

3.2で獲得した無償コインのみ、または無償コインと有償コインを合わせて、副業で使用する本を購入する。
※無償コインから自動で消費されるため、使用するコインは選べません。
※ただし購入金額は1でチャージした副業用の有償コインの金額以内とする。(1万円、または5000円)

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上記の流れにおいて3で購入した本を経費にする際、サイト内では強制的に無償コインを使用しますが、購入金額としては最初から副業用としてチャージしたお金であるため、無償コインを含む全額を経費にできる認識で良いでしょうか?

それとも、有償コインとして消費した金額のみが経費にできるのでしょうか?

【(再掲)無償コインを含めて経費にできる、というご意見をお持ちの先生のみ、その詳細とともに教えていただきたいです】

例:税込2000円の本を1冊購入し、無償コイン500円、有償コイン1500円で購入した場合、2000円を経費にできるか、1500円分しか経費にできないか。

例2:例1で、無償コイン2000円を使用して購入した場合、経費にできるか否か。

税理士の回答

結論として、無償コインを含めて経費として認識することは難しいでしょう。税法上、経費として計上するためには、実際に支出が行われていることが必要です。無償コインを使用して購入した場合、その部分は実質的に無料で受け取っているため、対価を支出していないことになります。

経費となる仕入れやその他の支出に対しては対価を支払っていることを求めています。また、税務における一般的な考え方として、特定の経費として計上するためには、それが業務に直接関連し、かつその支出が実際に発生していることが確認可能である必要があります。

このため、無償コインで購入した部分は、支出を伴っておらず、税務上の経費として認識することはできません。有償コインとして支出した金額のみが経費として認識可能であると考えられます。したがって、例として示された税込2000円の本の購入では、有償コインで支払った1500円分のみが経費として計上できる範囲となります。無償コインを用いた購入については、経費に含まれないことになります。

本投稿は、2024年10月19日 15時43分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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