期を跨いだ返品の棚卸し処理について
個人でせどりを行なっております。
弥生会計ソフトを使い白色で確定申告します。
昨年仕入れた商品を今年になって返品したのですが、棚卸しの処理方法が分かりません。
分かりやすく教えて頂けると幸いです。
税理士の回答
こんにちは。
昨年度は仕入の際に、
仕入××× 普通預金×××
のように仕訳をしているかと思います。
返品の際にはその逆の仕訳となりますので、
普通預金××× 仕入×××
のように仕訳をするようにしてください。
また、別途、商品有高帳等で商品管理をしているかと思いますので、そちらにも返品による在庫数の変動を記録するようにしてください。
お返事ありがとうございます。
返品処理が期を跨ぐ場合、仕入金額や所得計算に影響が出るかと思うのですが、棚卸し資産を減らすといった処理は出来ないのでしょうか?
大変お恥ずかしいのですが、商品有高帳などといった存在を知らず、弥生会計にある付箋の機能と、自ら番号振り分けして在庫管理をしておりました。。。
返品がない場合には、
期首商品棚卸高(100円)+当期商品仕入高(500円)ー期末商品棚卸高(200円)=売上原価(400円)
のように、売上原価を計算しますので、例えば、
①100円分の仕入を返品すると、
普通預金100 仕入100
と仕訳をすることになります。
②その結果、
期首商品棚卸高(100円)+当期商品仕入高(500円ー100円=400円)ー期末商品棚卸高(200円ー100円=100円)=売上原価(400円)
と計算されることになります。
このように、返品により棚卸資産が変動しても、結果的には損益の変動はありません。
本投稿は、2025年01月15日 11時04分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。