白色申告のままでいるデメリットはありますか?
現在白色申告の一人親方です。
ここ数年の平均課税所得は300万を超えるか超えないかくらいです。
帳簿らしきものと言えば、
○月×日 △△商店・消耗品費(ねじ他)○○円
□□書店・新聞図書費(専門資格参考書)○○円
○月○日 ◆◆(下部)・売上 ○○円
のような、支払先や請求先別の暦日毎の金額記録をエクセル入力している程度です。(レシートや領収書、提出した請求書や領収書の控は取ってあります。)
記帳義務が発生した時、どんな帳簿をつけたらいいのか、税務署に相談しましたが「白色申告ならそのような記録だけでいいですよ」と言われました。
続けて「会計ソフトを購入すれば、(僕のような)簡素な記録しかつけていなくても、しっかり必要な帳簿ができあがるので、問題ありませんよ。控除が受けられるし、お得です。」と青色申告を勧められました。
しかし、正直、現在のこんな簡単な記録さえ面倒がっている人間に、会計ソフトを使いこなせるとは到底思えなくて…。
しかも、税制改正で、青色控除の最大額が65万から55万に下がると知りました。
簡易の10万円控除はそのままで、基礎控除は38万円から48万円に上がるそうですね。
それなら、青色特別控除(55万円又は10万円)を受けられないデメリットは甘んじて受け、新たに小規模企業共済や国民年金基金に加入して掛金を支払う事で控除額を増やし、白色申告を継続してもいいような気がするのですが、白色申告を継続することについて、青色特別控除を受けられない以外のデメリットはあるでしょうか?
よろしくお願いします。
税理士の回答

酒屋就一
一番のデメリットはご理解の通り、特別控除が受けられないことになります。
その他としては、青色申告でしたら損失の繰越しができる・貸倒引当金が計上できる・家族への給与を経費にできる(専従者給与)・金融機関から事業資金を借りやすくなる、などがあると思われます。

青色申告は、手間は一時、損は一生です。ここで身に付けたスキルは一生ものだということです。白色申告のデメリットは損失申告となってしまったときの取り扱いの差などがあります。
お二人の先生、ありがとうございました。
損失繰り越しも貸倒引当金もなし、家族は専従者になれない(別な会社で働いています)、金融機関から事業資金を借りることもない、とないない尽くしなので、今まで通り白色で行くことにしました。
万が一税務調査が入った時に修正があると、遡って青色控除が取消になるという新しいデメリットもあるようなので、会計処理に自信がない僕は、白色の方がよさそうです。
本投稿は、2019年03月12日 16時53分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。