学生が103万を超えた場合の対応
来年就職をひかえている大学4年生です。
10月に振り込まれた給料分で103万を超えてしまいました。
130万を超えるつもりは無いので、勤労学生控除を申請しようと思いバイト先の社員の方にお聞きしたところ、来年就職ならしなくてもいいんじゃない?と言われましたが、する必要はないのでしょうか。税金は引かれないのでしょうか、、、。
また、親から引かれてしまう税金分を負担しようと思っているのですが、これはいつ頃請求が来るものなのでしょうか。
税理士の回答
1.相談者様の年収が103万円を超えますと、親の扶養から外れ、親は特定扶養控除(所得税63万円、住民税45万円)を受けられなくなり税負担が増えます。そして、親は、相談者様の年収が103万円を超えることが確実になった時点で、勤務先において扶養控除等申告書を再提出して扶養を外す申請をすることになります。所得税については、扶養が外れた月の給料から増額分が控除されます。住民税については、翌年の6月以降からの給料から増額分が控除されます。
2.親の税負担増(年税額)
(1)所得税 特定扶養控除額63万円x20%=126,000円
親の年収が分からないため所得税の税率は20%とします。
(2)住民税 特定扶養控除額45万円x10%(定率)=45,000円
3.相談者様の年収が130万円以下であれば、勤労学生控除27万円を受けられます。この控除をうければ、所得税は非課税になります。この控除は、年末調整で受けられます。
4.もし相談者様が、この控除を受けなければ、今年の年収に対しての所得税、住民税を支払うことになります。翌年に就職することは、今年の申告には関係ないことです。
本投稿は、2019年10月27日 16時41分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。






