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【3月入居】住宅贈与、住宅ローンの確定申告のタイミングについて

この度、新築の注文住宅を購入し、現在建築中です。

本来、2022年の2月中には建築が完了して入居をする見込みだったので、2021年4月に両親から住宅贈与として1,500万(省エネ住宅)の支援を受け、贈与分は土地の購入代金に充てました。(支払い済み)

その後、2021年5月にハウスメーカーと本契約を交わし、住宅の建築にとりかかっているのですが、コロナ関連による資材の遅れ等で完成時期が大幅に遅れ、引き渡しと引っ越しが3月下旬になりました。

なお、住宅ローンに関しても、2022年11月から始まっております。

この場合、住宅ローン控除の確定申告は2023年2月〜のタイミングかとは思うのですが、住宅贈与税に関する確定申告は2022年の2月〜に行うということでしょうか?

また、確定申告をするにあたり、ハウスメーカーに省エネ住宅を証明するための関連資料について聞いたところ、「当社から発行する書類はありません。」そして、確定申告申告のタイミングについて質問したところ、「新築入居後に税務署より封書が来ます。この中に土地、建物金額と調達資金内訳を記入する「アンケート」のようなものです。上記「アンケート回答」に基づき、贈与が合法である限り、非課税申告はこれで終わります。」とのことでした。


上記を踏まえて、質問です。
①住宅贈与税に関しての確定申告をするタイミングはいつか
②住宅贈与税と住宅ローン控除は別の年に確定申告をしても大丈夫か
③ハウスメーカーの言うように、入居後に動き出しても大丈夫なものかどうか

についてお伺いしたいです。

どうぞよろしくお願い致します。

税理士の回答

①令和3年の贈与税の申告は、令和4年の2月1日から3月15日までです。
3月15日の期限に遅れると、非課税にならなくなり莫大な税金がかかります。(概算でも450万円位)

②贈与税の申告は①のとおり令和3年分、住宅ローンの所得税の確定申告は入居した年分からとなり、令和4年分として来年の確定申告の時期になります。
所得税の還付を受ける申告は、来年1月4日から最大5年間できます。もっともその後の住民税などの兼ね合いもあるためなるべく早期に申告したいものですが、要は3月15日を過ぎても大丈夫だということ。
この点は、贈与税の期限厳守と大きく異なります。
申告する年分が違うものであり、同時に申告することにはなりません。

③上記のとおり、入居してからではだめです。
また、税務署からのアンケート(お尋ね)が来るかどうかは分かりませんが、それに対する回答は贈与税の申告ではありませんし、申告期限に遅れることは明らかです。
業者に対して無責任な回答をしないように、かつ、必要書類は業者側で責任を持って揃えるように促すべきです。

なお、3月15日までに入居できない場合には、業者側の書類が追加で必要になります。
A 住宅用の家屋の新築又は取得後直ちに居住の用に供することができない事情及び居住の用に供する予定時期を記載した書類
B 新築又は取得をした住宅用の家屋を遅滞なく居住の用に供することを約する書類
C 建築業者の住宅用の家屋が工事の完了に準ずる状態にあることを証する書類(工事の完了予定年月の記載のあるもの)
D 居住の用に供したときは遅滞なく登記事項証明書を提出することを約する書類

もちろん、省エネ住宅に関する証明書類も必要です。

丁寧な解答をありがとうございました。

現在、教えていただいた書類を用意しようと思っております。

ただ、コロナによる確定申告の延長申請もできるということを知り、どちらがいいのか悩んでおります。

①今の段階での書類を集めて提出し、引っ越し後に不足書類を提出する
②申告延長申請をして、引っ越し後に書類を用意し申告

どちらがよろしいでしょうか…

本投稿は、2022年02月23日 00時13分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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