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住宅ローン控除中の医療費控除について

住宅ローン控除で所得税額が0になっているのですが、今年の医療費が100万円を超えそうです。
そのため医療費控除をしようと思っているのですが、医療費控除が5年前まで遡れると知り、住宅ローン控除が終わる3年後に申告しようと思ってます。

その場合、医療費控除の元になる金額は三年後の所得になるのでしょうか?
それとも現在の所得や条件で計算された金額が還付されることになるのでしょうか?
お忙しいことと思いますが、回答頂けると幸いです。

税理士の回答

回答します

 医療費控除の基となる金額・・・控除の対象となる所得金額・・・は、医療費を支払った年の金額になります。

 医療費控除も住宅ローン控除も、「その年分」に該当する額が対象となります。
 医療費控除であれば、その年に支払った分がその年の所得から控除され(所得控除)ます
 また、住宅ローンは、その年末におけるローンの額から計算された額を、その年分の合計所得金額から基礎控除などの所得控除を差し引いた「課税所得金額」を基に計算された年税額から控除(税額控除)されます。

 そこで「5年まで遡れる」とは、確定申告の「時効」に対して考え方であるため、5年分を合計できる又は5年分繰り越せる(翌年以降の控除できる)という考えではないため、住宅ローン控除により納税額が0円の場合には、仮に3年後に申告をしたとしても税額(所得税)が還付されることはありません。

 ただし、住宅ローン控除は、先に所得税から控除し残額を住民税から控除することになっていますので、医療費控除をすることにより課税所得額・・年税額が少なくなり、控除しきれない金額が算出された場合、住民是の納税額が少なくなる可能性があります。

理解できました。
ありがとうございました。

本投稿は、2023年04月12日 21時24分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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