扶養内で個人事業を行う際の、確定申告の必要性について
親の扶養内で個人事業を行うことを考えており、それにあたっての確定申告について質問させていただきます。
以下の場合において、確定申告は必要でしょうか。
・2023年1月~2023年12月の期間で、アルバイトによる給与収入が70万円(バイトは掛け持ちで、A社から60万でB社から10万とします)、個人事業によって生じた事業所得が32万円、雑所得が5万円
この場合、確定申告は必要でしょうか。
また、確定申告が必要だとすると、この場合に収める税金はいくらか発生するでしょうか。
そして、この場合親の税法上と社会保険上の扶養は外れるのでしょうか。
税理士の回答

以下の様に合計所得金額が48万円を超えると、親の所得税の扶養内から外れ、確定申告が必要になります。
1.給与所得
収入金額70万円-給与所得控除額55万円=給与所得金額15万円
2.事業所得
収入金額-経費=事業所得金額32万円
3.雑所得
収入金額-経費=雑所得金額5万円
4.1+2+3=合計所得金額52万円
5.所得税
52万円-基礎控除額48万円=課税所得金額4万円
4万円x5%=2,000円
6.住民税
52万円-基礎控除額43万円=課税所得9万円
9万円x10%=9,000円
なお、社会保険の扶養は外れないと思います。
ご回答ありがとうございます。
仮に合計所得を年間103万円におさえたとすると、95万円以上であれば住民税で課税所得が生じてしまうだけで、扶養が外れてしまう心配はないという認識で大丈夫でしょうか。

扶養内になるためには、合計所得金額を48万円以下にする必要があります。
本投稿は、2023年05月12日 22時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。