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在宅ワークでの経費の範囲について

パソコンを使った在宅副業で年間60万程度の雑所得があります。
経費をひいた所得が20万に至らない場合は申告不要という記述を目にするのですが、
在宅ワークの場合、どこまでを経費として考えて良いのでしょうか?
通信料(ネットと携帯)、光熱費、家賃(住宅ローン)等は経費として扱えるものなのでしょうか?
また20万に至らず確定申告しない場合、
今後税務署からの指摘がある可能性を想定し、帳簿のようなものを用意しておく必要はありますでしょうか?
以上、ご回答頂けますと幸いです。
よろしくお願い致します。

税理士の回答

自宅で業務を行う場合には、生活用と業務用の両方に関わる経費が発生することになります。その場合には、業務に関わる経費として明確に区分できる場所に限り、必要経費として認められます。
例えば、通信費等であれば業務用として使用した時間を明確にして月々の金額を案分する、家賃であれば業務専用の部屋の床面積を明確にして家賃を案分する、といった方法になります。
経費として処理する金額の根拠が明確でない場合には、税務調査において否認される危険性がありますのでご注意ください。
宜しくお願いします。

ご回答頂きありがとうございます!
通信料について。時間で案分するという事ですが、税務調査が入った場合(個人に対してどれほど入るかは不明ですが)インターネットはほとんど仕事でしか使用していないので、そのように口頭で回答すれば大丈夫でしょうか?
それとも、これまで使用した時間を記録として残しておく必要はあるのでしょうか?
また今回の場合は、(所得)60万-(基礎控除)38万-(経費/通信費)9万=13万
つまり申告不要という考え方で問題ありませんでしょうか?
度々で申し訳ありませんが教えて頂けますと幸いです。
宜しくお願い致します。

ご連絡ありがとうございます。
通信費に関して実際の使用時間を記録して按分できれば、それに越したことはありませんが、実務的には難しいと思いますので、一日の行動の中で、仕事に利用する時間とプライベートで利用する時間を想定して合理的に按分することになると思います。

申告が必要になるのは、副業の所得金額が20万円を超える場合になります。
副業の所得金額を計算する際には基礎控除額(38万円)は控除しませんので、ご質問のケースですと、副業の所得金額は「60万円-9万円=51万円」となります。
従って、この金額を前提で考えますと、申告が必要になると思われます。
宜しくお願いします。

本投稿は、2017年12月11日 16時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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