メルカリの確定申告について

メルカリでの売上に関する確定申告の対応について、以下のポイントを考慮する必要があります。

所得区分の判断:

農作物や薪の販売が「継続的な事業」とみなされない場合、一時所得または雑所得として申告することになります。ただし、反復して利益を得る目的があれば事業所得とされる可能性もあります。
利益の計算:

総売上（20万円）から、実際にあなたが得た金額（利益部分、10万円）を申告対象とします。この場合、仕入れ代金に該当する義父や知人に渡した金額（6～7割の14〜16万円ほどを）経費として差し引いて申告可能です。
証拠書類の準備:

メルカリの取引履歴や、商品を渡したときのやり取りの記録が重要です。義父や知人に渡した金額についてもメモなど証拠として残しておくと良いでしょう。正確な記録がないと税務署からの質問に対し説明するのが難しくなります。
確定申告の要否:

ご自身の年間の合計所得が38万円を超える場合は確定申告が必要です。今回の場合、他に所得がなく、メルカリでの所得が10万円としても38万円には満たないため、申告は不要となる可能性があります。しかし、他の所得と合わせて超える場合は申告が必要です。
注意事項:

現金取引の場合、税務署に疑念を持たれないよう、記録を可能な限り詳細に残しておくことが重要です。特に後から、詳細を求められる場合に備え、取引内容の説明を準備しておくと良いでしょう。

他に所得がない方、会社員の方で年末調整済みの方、年金受給者の方で年金が400万円以下の方であれば、ご自身の利益が20万円以下であれば申告する必要はありません。
上記以外の場合で他の所得がある場合でも、所得金額の合計が所得控除の額（最低でも48万円はあります。）を超えなければ、税金は発生しませんので申告は不要です。
義父や知人に支払った金額については、どの商品について、いつ誰にいくら支払ったかを何らかの形で記録し、後々質問された場合に回答できるようにしておいていただければと思います。

お忙しい中、相談に乗ってくださりありがとうございました。
わかりやすく説明していただき、とても助かりました。