転職後の企業型確定拠出年金に対する控除申請につきまして
お世話になっております。
現在20代の会社員で、2024年8月末付で前の会社を退職し、10月1日より新しい会社で勤務しております。
前職の企業型確定拠出型年金(DC)の控除申請につきましてお伺いしたく存じます。
元の会社には企業型確定拠出型年金(DC)制度があったため、毎月事業者拠出金+従業員上乗せ(マッチング拠出)にて積立を行っておりました。(iDeCoの拠出は行っていませんでした。)
10月からの転職先にはDC制度が無い為、iDeCoに新しく登録し、今後は個人での拠出を予定しています。
iDeCoにつきましては今後掛金を拠出した場合には、年末調整または確定申告での控除申請を行うことができると認識しています。
一方でこれまでDC制度で積み立てていた分についての、本年の控除申請についての対応について理解ができておりません。
①2024年になってから退職時(8月)まで拠出していた自身の掛金については、転職先での年末調整または確定申告にて、何か対応が必要となりますでしょうか。
②退職にあたっては、これまで事業者が積み立てた掛金の累計額が退職金より差し引かれて、今回iDeCoへと移管することになります。
仮に上記①で何か個人での対応が必要となる場合、この事は何か影響がありますでしょうか。(例えば控除申請できる金額が変わるなど)
大変恐れ入りますが、ご教授いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
税理士の回答

土師弘之
①について
前職での企業型確定拠出型年金(DC)制度について自己が負担した分については、前職が何らかの証明をすることになっているので、これを年末調整関係書類として現職場に提出することになります。
なお、iDeCoについては「小規模企業共済等掛金払込証明書」が送付されていますので、同様に年末調整関係書類として提出することになります。
②について
企業型確定拠出型年金(DC)については、自動的にiDeCoに引き継がれますので、何らかの手当てをすることはありません。よって、控除額が変動することもありません。もし変動しているのであれば、証明書でその旨が記載されているはずです。
本投稿は、2024年11月05日 10時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。