FANBOXやfantiaなど支援サイトの収入を青色申告で記帳する際の書き方について
2つ質問があります。
前提として、私は「やよいの青色申告オンライン」を使用して取引を記帳し、e-Taxを利用して65万円の控除を受ける予定です。
また専業で活動しており、開業届も提出済みです。
①現在、FANBOXやFantiaなどの支援サイトで500円プランや1000円プランなどのプランを設定し、複数の支援者からご支援いただいています。
これらの収入を「やよいの青色申告オンライン」でどのように記帳する時、以下のような認識で合っているか確認していただきたいです。
例:
11月8日に500円プランに2人、1000円プランに1人加入した場合
・11/8 売掛金:2000円
11月9日に500円プランに3人、1000円プランに5人加入した場合
・11/9 売掛金:6500円
11月20日に支援サイトの手数料や振込手数料を差し引いた金額が口座に振り込まれた場合
・経費:850円(摘要:支援サイト手数料一割)
・経費:300円(摘要:銀行振込手数料)
・振替:売掛金→普通預金:7350円
上記の例でなにか間違っている点や足りない点などありましたら指摘していただきたいです。
②昨年までは確定申告を税理士の方にお願いしていたのですが、今年からは自分で確定申告を行う予定です。そこで質問なのですが、昨年以前の取引についても「やよいの青色申告オンライン」に記帳しておいたほうが良いのでしょうか?
現在動画やサイトを参考にしながら勉強を進めております。何卒よろしくお願いいたします。
税理士の回答

石割由紀人
ご質問ありがとうございます。以下にそれぞれお答えいたします。
① FANBOXやFantiaなどの支援サイトでの収入の記帳方法について
ご提示いただいた記帳方法は概ね正しいですが、以下の点を確認・修正することをおすすめします。
- 売上計上日について:支援サイトでの売上は、支援者がプランに加入した日ではなく、売上が確定した日(通常、翌月10日)に計上するのが一般的です。 したがって、11月分の売上は12月10日に確定し、この日付で売掛金として計上します。
- 手数料の処理について:支援サイトの手数料や振込手数料は、経費として計上する際に、摘要欄に具体的な内容を記載すると良いでしょう。例えば、「支援サイト手数料(10%)」や「銀行振込手数料」などです。
- 振込時の仕訳について:売掛金の回収時には、売掛金を減少させ、普通預金を増加させる仕訳を行います。手数料を差し引いた金額が振り込まれる場合、以下のように仕訳します。
借方:普通預金 7,350円
借方:支払手数料 850円
借方:振込手数料 300円
貸方:売掛金 8,500円
このように、手数料を「支払手数料」として計上し、振込手数料も同様に処理します。
② 昨年以前の取引の「やよいの青色申告オンライン」への記帳について
昨年以前の取引を「やよいの青色申告オンライン」に入力する必要はありません。ただし、前年からの繰越資産や負債がある場合は、今年度の期首残高として正確に入力する必要があります。また、過去のデータを参照したい場合は、処理年度を切り替えることで確認できます。
過去のデータを修正した場合は、次年度更新を行い、修正内容を次年度に反映させることが重要です。
以上、ご参考になれば幸いです。
とてもわかりやすい回答ありがとうございます。
①について追加の質問です。
探してみたのですがFANBOXは売上確定日の記載が見当たらず、月ごとの売上と手数料・毎月20日に振り込まれた金額と振込手数料の4つが記載されているようなのですが、この場合売掛金の日付は毎月の末日で良いのでしょうか?
例えば10月21日から11月20日までの収入の振込を11月20日の日付で記帳し
11月1日から11月30日の収入を売掛金として11月30日の日付で記帳するので問題ないのでしょうか?
本投稿は、2024年11月26日 03時07分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。