どちらが確定申告するべきか
Aさんは未登記建物の家賃収入を得ていて毎年確定申告をしていますが、固定資産税を払っているのはBさんです。Aさんに振り込まれた家賃はBさんがAさんとBの家族の生活費のために使ってます。(Aさんには重度の障害があり自分ではお金の管理ができません)AさんとBさんの間には賃貸借に関する書類はありません。この場合でも、確定申告はBさんではなくて、Aさんがすべきなのでしょうか?
税理士の回答

不動産の所有権がAさんにあるのであれば、当該不動産から生じる所得はAさんに帰属しますのでAさんに申告義務が有ると考えます。
AさんとBさんの関係は不明で、なぜBさんがAさんの財産(家賃収入)を管理しBさんの生活費にも充てることができているのも分かりませんが、管理などが他者であったとしても所得の帰属が変わることはなく、当該不動産から生じる所得はAさんに帰属するものと考えられます。
そのうえで、固定資産税をBさんが払っているという説明ですが、BさんがAさんの財産(家賃収入)を管理し生活費を含め経費を支払っているのであれば、Bさんを通じてAさんが固定資産税を支払っていると考えられるのではないでしょうか。
早速のご回答ありがとうございます。さて説明を補足させていただきますと、Aさん(未婚)とBさん(既婚)は兄妹で一緒に暮らしています。Bさんは障がいのあるAさんの生活のフォローをしてくださってます。今回Bさんが亡くなり、Bさんの妻が、この家賃収入および所有権は実質固定資産税を納付していたBさんのものなのでということで相続され、Aさんの収入が途絶えてしまいました。しかし、所得税法などを見ると、家賃収入を得ていたAさんに権利があるのではと思い、今回相談させていただきました。

相続自体が「錯誤」によるものと考えられます。
当該建物が未登記であったため、相続人(Bさんの妻)が被相続人(Bさん)が管理していた物件を、Bさんの相続財産と錯誤したのではないでしょうか。
今までの実態(申告状況や、当初の所有の経緯)をBさんの妻に説明し、Aさんの財産(所得)の返還と保全をする必要があるのではないでしょうか。
参考にしてください。
本投稿は、2025年01月27日 16時27分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。