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開業2年目で初めての青色申告、及び個人事業主の事業主借の取扱方について

昨年(平成29年)11月個人事業主として開業致しました。昨年7月~11月末日まで開業にかかった必要経費は全て個人で支払い済みの為、全て仕訳勘定科目「貸方 事業主借」になると認識しております。と、同時に開業した月に事業用口座へ個人口座から50万円を入金しました。これも、仕訳勘定科目「事業主借」になると認識しております。結局平成29年度は収入が20万円以下で、税務署へ問い合わせし確定申告不要との案内で青色申告は行いませんでしたが平成30年度初めて青色申告を行うのですが平成30年のスタートの切り方が分かりません。下記質問にお答え頂きたく宜しくお願い致します。
①昨年末時点で、現金 ¥ -6,603(必要経費は全て事業主借でしたが売上があったためマイナス6,603円になりました)口座 ¥ 463,178です。平成30年の青色申告に向けて、どういった金額でスタートすれば良いでしょうか?(税務署へ問い合わせし、あくまでも年度内のみで一切累計はしないと言われ尚疑問が残りました)
②基本お客様からは現金払いで、現在までの売上は全て現金で手元です。口座振込みしたくても、振り込んでしまうとまた必要経費が発生した際、個人のお金で「事業主借」になってしまいそればかりが増えてしまうと心配で、手元の売上現金から経費は現金として仕訳すべきなのかと考え現在に至っております。どういった取扱いをするのがベストなのでしょうか?
③平成29年11月に業務用口座へ50万円入金しましたが、当時は「事業主借」という認識も知識もなく可能な限りの金額を入金しました。「事業主借」が多いのはイメージが良く無いようで、金額を減らしたいのですが、口座から引き落とすと結局まだそれに仕訳が必要と思いますのでどういった対応がベストなのでしょうか?もともと経費があまりかからない仕事で、今後売上を口座へ振込んでいくと口座残高が増えていくだけで、もともと個人口座からの50万円は必要なくなると思います。例えば10万円売上があがったらその都度相殺とか、50万円溜まったら一度に相殺とか、事業には関係ない金額として無かった事にする方法は?どのような対処方法が一番確定申告できれいな方法でしょうか?
④開業後の事業用口座への入金(開業日から10日後くらい)であっても「適用:開業資金」で問題ないでしょうか?
何卒ご教授の程宜しくお願い致します。

税理士の回答

①現金 / 事業主借 6,603円以上としてプラスにすべきと思われます。
※65万円控除を前提にしますと現金、口座とも開業日から記帳すべきと思われます。
※損益勘定は基本年度内のみで繰り越しませんが、貸借対照表勘定は繰り越し(累計)ます。

②証拠を残すという点では振り込みがベストですが、お客様によってはそうもいきません。
 事業主借が増えて困るということですが、ある程度まとめて
 事業主借 / 現金預金
 として、事業主借 勘定をへらしてみてはいかがでしょうか。
 事業用の口座からいくら引き出しても構いません(引き出しすぎたら事業主貸など適切な勘定科目を用いて下さい)。

③事業主借 を減らすのにはどうしても仕訳が入ります。
 売上が上がると必ず仕訳が入りますし、相殺するにも仕訳が必要です。
 口座を通している以上、通帳残高と記帳は合わせる必要がありますので仕訳は必ず入ります。
 青色申告の要件ですから、仕訳を入れられることをお勧めします。

④開業資金と入れる必要はございません。
 単純に事業主からの借入です。

よろしくお願い致します。

大変お忙しいなかこのような拙い質問にご丁寧に返答下さり誠にありがとうございます。誠に恐縮ですが下記についても宜しくお願い致します。
上記①、1円プラスにするとして「現金/事業主借 6,604円」は2017年12月31日付けで仕分け2017年度でプラスにしておくという認識で良いでしょうか?だとすれば、青色申告会計ソフトを使う際、2018年1月1日機首スタート日に下記(1)~(4)の金額を入力するのですが、上記で現金1円としたら、
(1)開始日の資産 現金 1円
(2)開始日の資産 普通預金 463,178円
(3)開業費(開業までに掛かった費用、または開業費の残高を入れてください)0円
(4)負債(負債がある場合は、借り入れた金額を入れてください(1年以内/1年以上と枠が分かれている)0円との認識で良いでしょうか?
上記②、そもそもで申し訳ないですが、例えば今日お客様から現金1,000円頂戴しこの1,000円を明日口座振込みした場合、2回仕訳が必要と思うのですが「3/30 借方)現金1,000円/貸方)売上1,000円」となることは理解しているのですが、翌日口座に振り込んだ際の仕訳はどのようにすれば良いでしょうか?
また「事業用の口座からいくら引き出しても…」ですが、事業用に何か購入するためにとりあえず1万円引き出したとしても、1000円しか使わなかった場合、結局現金が9000円残ります。そのこういった場合の仕訳はどのようにすれば良いでしょうか?
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新たな質問ですが公共交通費は全て現金で支払っておますが(スイカ利用すると私用と混在してしまうため)例えば1週間同じルートで移動した場合、7日間毎日記帳(7行が日付け以外全て同じになる)しないとNGでしょうか?もしくは、最終日のみ記帳し、概要に○○様訪問 JR○駅から○駅往復代 7日間分と記載し、7日分の合計金額を記載するでも問題ないでしょうか?
お手隙の際でもちろん構いませんので何卒ご教授の程宜しくお願い致します。

①基本的に現金残高がマイナスというのはおかしいと思いますので可能であれば2017年付けでよろしいのではないでしょうか。
ソフトの入力はわかりかねますが、概ね記載通りでよろしいかと思われます。

②翌日分の仕訳は、普通預金に入金したら
3/31 普通預金 1,000円 / 現金 1,000円
ではないでしょうか。
また、1万円引き出したときは
購入費用 1,000円 / 普通預金 10,000円
現金   9,000円
となります。

明細をきちんと保存されるのであれば7日間分毎日記帳しなくても合計仕訳で差し支えないと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

お忙しいなかご返答誠にありがとうございます。頂いてすぐさらにいろいろ調べて平成30年度青色申告のために開業した年平成29年度の貸借対照表の作成を試みました。ご教授頂きました通り期末の現金をプラスにするため口座50万円とは別に現金1万円も事業主借としました。これにより資産の部期首(開業日11/1)現金10000 その他の預金500000(入金したのは11月中旬ですが)とし、開業以降の支出及び収入を差し引いて期末は現金3397 その他の預金463178 となりました。これにより必然的に右側負債・資本の部の事業主借欄は466575と思い当てはめてみましたが、この金額にすると資産の部と負債・資本の部の合計欄が一致しませんし、元入金(いくらかは理解出来ていないのですがイコール)の期首/期末がイコールになりようがなくなってしまいました。そもそもの考え方が誤っているのでしょうか?
今年度のスタートさえきれればとあれこれ調べて理解しようとしているのですが理解に乏しく大変申し訳ございません。お忙しいところ誠に恐縮ですが何卒ご教授頂きたく宜しくお願い申し上げます。

全ての仕訳を見てみないとどこがおかしいのかわかりかねますが、開業年度ですので仕訳の誤りが無いようでしたら、元入金で調整されたらよろしいのではないでしょうか。
よろしくお願い致します。

ご多忙ななか知識不足の拙い質問にお付き合い下さり誠にありがとうございました。基本知識がないゆえになかなかハードルは高いですが何とかスタートが切れるように引き続きいろいろ調べてみようと思います。この度は誠にありがとうございました。

いえいえ、お分かりになられないことがございましたら随時ご質問下さいませ。がんじがらめに考えず、事業主勘定で調整なさってください。

ご多忙の折何度も回答下さりお付き合い下さり大変感謝しております。私のような知識の乏しい初心者にも親身になってくださる税理士様がいらっしゃってとても嬉しく思いました。この度は誠にありがとうございました。

本投稿は、2018年03月29日 16時40分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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