確定申告書の57欄の数値の意味
所得税の確定申告をするために、申告書を作成しています。
自動的に第一表の57欄の数値が出力されますが、私の場合、給与と公的年金があり、私の計算と10万円の差異が生じます。
調べたところ、10万円の所得金額調整控除があるとわかりました。
ただ、私の計算よりも、57欄の数値が10万円プラスされており、控除にはなっていません。
この57欄は、どの計算に使われるのでしょうか。
税理士の回答

はじめまして、税理士の岡村と申します。
数年前に給与所得控除と公的年金等控除、基礎控除の金額がそれぞれ変更されました。
変更前は、給与所得控除額が65万円、公的年金等控除額120万円、基礎控除額38万円。
変更後の現在は、給与所得控除額が55万円、公的年金等控除額が110万円、基礎控除額が48万円。
上記控除額を合計すると
変更前は合計で223万円、変更後の現在は合計で213万円となります。
その差額10万円を調整するために、所得金額調整控除10万円があります。
よろしければご参考になさってみてください。

>この57欄は、どの計算に使われるのでしょうか。
ご質問者様の所得に給与所得と雑所得(公的年金等)があると思いますが、給与所得から10万円控除するために使用します。
本投稿は、2025年03月06日 17時07分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。