ふるさと納税の、確定申告時の確認方法について
R6年度、10万円程度のふるさと納税をし、確定申告をしました。
本業と副業があり、副業の収入が多いこともあり、確定申告では所得税を払う側(還付金なし)でした。
その場合、所得税の納付額から、ふるさと納税分が差し引かれると聞いたのですが(住民税との按分で2万円くらいでしょうか)、
いくら引かれたか、確定申告時の書類である
「所得税及び復興特別所得税の申告内容確認書」で確認することは出来ますか?
また、何番の項目でしょうか?
24番で寄付金控除があるのは理解しましたが、税金そのものから差し引くというのはまた別と理解していますが、正しいでしょうか?
税理士の回答

増井誠剛
結論から申し上げますと、「所得税及び復興特別所得税の申告内容確認書」でふるさと納税による税額控除の具体的な減額分を直接確認するのは難しいです。
確認できる項目
24番「寄附金控除」
ここにはふるさと納税の寄附金額(2,000円を差し引いた額)が記載されます。ただし、これは所得控除であり、税金そのものから直接差し引かれるわけではありません。
税額控除としての影響
ふるさと納税は基本的に所得税と住民税で分けて控除されます。
- 所得税部分は所得控除として計算され、税率をかけた分が減税
- 住民税部分は翌年度の住民税から控除される
具体的な控除額の確認方法
所得税でどれくらい控除されたかを確認するには、申告書Bの「税額計算」欄(例えば55番「税額控除」)や、最終的な納付額の変動を確認するしかありません。
また、住民税の控除分は翌年度の住民税決定通知書(6月頃送付)で確認できます。
本投稿は、2025年03月06日 22時55分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。