新卒の年末調整、確定申告と住宅ローンについて
この度住宅ローンを組むことになりました。
現在社会人2年目です。
昨年の源泉徴収と所得証明を銀行に提示し、所得に相違がないか確認すると言われました。しかし、20万円強差額がありました。
大学四年生の1〜3月のアルバイトの源泉徴収を会社に提出していなかったことが原因だと思います。会社からは提出は求められず、学生時代は税金がかからないので確定申告などは不要だと勘違いしていました。
このまま審査を通してしまうと、脱税などで通らない+信用情報に傷がつきますか?
また、上記の理由で住宅の引き渡しが遅れる・白紙になった場合、慰謝料などは請求されるのでしょうか?
税理士の回答

審査を通してしまうと、脱税などで通らない+信用情報に傷がつきますか?
⇒ 「脱税」ではなく、単純な誤りによる確定申告の失念として説明されてはいかがかと思います。
申告の失念をしたからと言って「信用情報」に影響があるとは思えません。
そのうえで、今から「確定申告」をし、今の会社の源泉徴収票の写しとアルバイトの時の源泉徴収票を銀行に提示することでよいか確認してください。
なお、住宅に引き私が遅れた場合の違約金などは、契約上の話であるため、契約の相手側(不動産業者)に確認をしてください。
借入の実行時まで待ってもらうように交渉することをお勧めいたします。
なお、本来会社は、入社前の給与等の含めたうえで年末調整を行うことになるため、年の中途入社(新卒、4月入社も含む)の方には、前職の有無を確認し、前職がある場合は前職の源泉徴収票の提出を求めたうえで、年末調整を行います。
前職の源泉徴収票の提示がない場合は、年末調整はしてはいけないことになります。
そのため、本来の正しい手続きとしては
前職の源泉徴収票を会社に提出し、年末調整の再調整をしてもらい、正しい源泉徴収票を発行してもらうのが正しい方法となります。
この正しい「源泉徴収票」を銀行に提出すればよいのですが、会社が応じてくれないこともあり得ますし、借り入れの期日も迫っているでしょうから、銀行に先の方法(確定申告と源泉徴収票2枚の提示)でよいか相談されてはいかがでしょうか。
蛇足ですが
学生時代は税金がかからないので確定申告などは不要だと勘違い
⇒ 勤労学生の場合「勤労学生控除」というものがあるため、そのように誤解されたと考えられます。
しかし、勤労学生控除の対象となる方は、その年の12月31日の現況で判断されますので、「学生の期間」が課税の対象となるわけではありません。
このように
「誤解」していたこと、
会社から「前職の源泉徴収票」を求められなかったことから、提出した「源泉徴収票」には、学生の時のアルバイト収入が含まれない形で「年末調整」を行った内容(アルバイト分が少なく表示された)であること等を説明してください。
とてもわかりやすいご回答ありがとうございます。
これから確定申告をする旨を銀行に伝えるだけでよいのでしょうか?何か、実行した証明書や追加の税金を払う・還付されたことを証明する何かが必要となることが多いのでしょうか?

確定申告をする旨を銀行に伝えるだけでよいのでしょうか?
⇒ 銀行に確認しないとなんともいえませんが、まずは事情を話して、確定申告をしたら、控えのコピー(※)と現在の会社の源泉徴収票、アルバイトの源泉徴収票の提示(提出)も必要になると思います
※ 確定申告書の控には受付印が押されませんので、e-taxで申告をして「受信通知」も併せて提出するようになると思います。
なお、銀行の融資の際の添付書類などは、各銀行の内規によってきめられているため、詳しく確認・相談したうえで、必要とされた書類を提出する必要があります。
個人的な話ですが、過去に私も住宅ローンの手続きをしたとき、その時は給与所得でありましたが、他の所得があるため確定申告をしていたので、その確定申告書の控えと納税証明書(こちらは税務署で発行されたものです)を添付しましたが、源泉徴収票も求められました。
当時は、源泉徴収票は確定申告書の添付が義務付けられていましたので、勤務先に再発行を頼んだことがあります。
源泉徴収票は、所得税のうち「給与所得」の一部のため、確定申告及び納税証明書で私の所得などの把握は充分であったはずですが、こちらがいくら反論しても銀行の融資の手続(マニュアル)で「必要」となっていようで、融通が利きませんでした。
ありがとうございます。
教えていただいたよう銀行に説明し、特別言及はされませんでした。
今後の審査で追加で必要書類が出てくる可能性もありますが、確定申告を行い備えたいと思います。

ベストアンサーをありがとうございます。
少しでもお役に立てましたら幸いです。
本投稿は、2025年06月20日 13時11分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。