青色申告の再申請について(数年間申告なし、副業再開予定)
5年前に開業届を提出し、その年に一度だけ青色申告で確定申告を行いました。
その後、就職して副業を停止し、以降は個人事業としての申告をしていません。
今年から副業(noteやアフィリエイト)を再開したいと考えていますが、この場合、改めて「青色申告承認申請書」を提出する必要があるかを確認したいです。
税務署から見て「事業継続」とみなされれば申請不要という話もある一方で、数年申告をしていないことが「実質的な廃業」とみなされてしまう可能性もあると聞きました。
このような場合、今年分の青色申告を適用するにはどうすればよいか、また必要な手続きや注意点があれば教えていただけますでしょうか。
税理士の回答

増井誠剛
青色申告の適用を再び受けるためには「青色申告承認申請書」の再提出が必要となる可能性が高いです。過去に開業届を提出し青色申告を行っていても、複数年にわたり申告が行われていない場合、税務署側は事業の実態が消滅した(=廃業)とみなすことがあります。今年から事業を再開される場合、念のため改めて開業届と青色申告承認申請書を提出し、今年の分については、原則として3月15日までに申請書を出すことで適用可能です(再開時期によっては、提出日以後の帳簿から青色になる点に注意)。事業の継続性について判断が分かれるため、安全策を取るのが望ましいです。

佐藤和樹
青色申告承認申請書を再提出すべきです
理由は
• 青色申告の承認は「事業の継続」が前提です。
• 数年間にわたり申告がない=事業活動の実態がないと判断されると、税務署は「実質的な廃業」とみなす可能性が高いです。
• 青色申告は「継続して適正な記帳と申告をしている事業者」に与えられる制度なので、中断していた場合は改めて申請が必要と考えるのが安全です。
本投稿は、2025年06月25日 06時14分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。