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農業経営基盤強化準備金について

個人事業主の農家です。
農業経営基盤強化準備金制度を利用して
500万円積立てようと思っています。

積み立ててから購入したものを圧縮できるのか、購入してから圧縮できるのか順番がよくわかっていません。
そもそも順番があるのかもわからないです。

これまでに積んだことはありません。

今年購入したもの以下で、積立申請は年明けに行います。

・8月 軽バン 80万円
・9月 コンバイン 1300万円
・12月 中型トラック 420万円

圧縮するものも軽バンと中型トラックのみにしたいのですが、購入した順番的に可能でしょうか?
それとも軽バンとコンバインで合わせて500万円の圧縮になってしまうものですか?
(コンバインは取得価額満額、中小企業投資促進税の特別償却30%を利用したいです。)

質問がわかりにくいかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

税理士の回答

結論
順番はあります。
「購入してから積立」でも問題ありませんが、圧縮できるのは“積立対象年度に取得した特定資産のうち、準備金を取り崩して充当したもの”に限られます。
圧縮対象は相談者様が選べます。
したがって、
軽バン(80万円)+中型トラック(420万円)=合計500万円のみを圧縮
コンバインは圧縮対象にせず、取得価額満額+中小企業投資促進税制(30%特別償却)を適用という整理は 可能です。

制度の基本構造
農業経営基盤強化準備金は、
積立(損金算入)
一定期間内に対象資産を取得
準備金を取り崩して圧縮記帳
という 二段構え の制度です。

誤解
「取得した順番で自動的に圧縮される」
「最初に買ったものから強制的に圧縮される」
どれを圧縮するかは、申告上で選択可能です。

相談者様のケースの整理
① 今年取得した資産
8月 軽バン 80万円
9月 コンバイン 1,300万円
12月 中型トラック 420万円
いずれも 準備金の圧縮対象になり得る農用資産です。

② 準備金の積立
積立予定額:500万円
積立申請:年明け(問題ありません)
「取得 → 積立」でも制度上は問題ありません。

圧縮対象の選択について
結論として、相談者様が指定した資産のみを圧縮できます。
今回であれば、
軽バン 80万円
中型トラック 420万円
→ 合計500万円

この2台のみを
農業経営基盤強化準備金の圧縮対象にすることは 可能です。

コンバインが自動的に圧縮されることは?
→ありません。

圧縮記帳は「準備金を取り崩して充当した資産」に限定されます。
コンバインについて
準備金を充当しない
取得価額は満額
中小企業投資促進税制の特別償却30%を適用
→併用可能で、実務的にもよくある組み合わせです。

今後の流れ
① 今年の確定申告
準備金 500万円を積立(必要経費算入)
圧縮対象資産として
軽バン
中型トラック
を申告書上で指定

② 圧縮記帳の内訳
軽バン:80万円 全額圧縮
中型トラック:420万円 圧縮
※ 圧縮限度額の範囲内であれば 配分は自由です。

注意点
① 圧縮対象の「農用性」
軽バン・中型トラックは農業用途が明確であることが前提(私用・兼用が強いと否認リスクあり)

② 書類関係
農業経営改善計画
市町村の認定
準備金積立・取崩しの対応関係
→書類が1つでも欠けると全否認リスクがあります。

大変丁寧に回答いただきありがとうございます。

悩んでいたことがスッキリして
想定通りの経費にできそうです、ありがとうございました。

本投稿は、2025年12月13日 23時32分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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