会社員時代の給与所得は確定申告時に含めるのか?
私は今年(2018年)5月15日付でそれまで勤めていたIT企業を退職し、個人事業主としての仕事を開始しました。今回が初めての確定申告になるのですが、会社員時代の収入分については会社が源泉徴収で所得税を支払っていたので、個人事業主として得始めた収入分のみを、今年の所得としてカウントすると良いのでしょうか?つまり会社員時代の給与は確定申告書類には記載しなくてもいいのでしょうか?
会社員:2018年1月1日〜5月15日
個人事業主:2018年4月16日〜現在
税理士の回答

確定申告は5月までの給与所得と4月以降の事業所得を合算して計算する必要があります。
給与所得に関しては源泉徴収票から、事業所得に関しては収支内訳書(青色決算書)から、それぞれの所得金額を確定させて確定申告書に記載します。
なお、給与から源泉徴収されていた源泉税は納税額から差し引いて計算します。

給与所得者(つまり、サラリーマン)であれば、年末まで勤務されていた場合は、会社で年末調整が行われ、通常、課税関係は全て終了します。
ご質問者の方は、IT企業で勤務されていた給与収入について、年末調整が終わっておらず、またその後に事業としての収入が発生していますから、給与は源泉徴収票に基づき、確定申告書類に記載する必要があります。(申告することで所得税の還付を受けられる場合もあります。)
ただ、今年開業されたとのことですので、今年中に税務署に届け出ることでの特典もありますから、最寄りの税務署にご相談されることをお勧めします。
本投稿は、2018年11月03日 10時41分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。