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業務委託での確定申告などについて

来週から準社員で働き始めます。今月出費がかさむので、副業で10万ほど稼ぎたいと思っています。そこでガールズバー(業務委託)を検討しているのですが、確定申告などなにか必要になるのでしょうか。
ちなみにメインの仕事では扶養範囲内になります。バーの仕事は一時的なものと考えているので、住民税や確定申告が必要なのかどうかなど詳しく分かりやすくご説明いただければと思います。よろしくお願いします。

税理士の回答

所得の合計額が38万円を超えると税金の扶養から外れます。
①業務委託であれば、雑所得等になります。
収入ー必要経費=所得の金額になります。
②給与所得は、給与収入―65万円(給与所得控除額最低額)=所得の金額になります。
①+②=38万円以下であれば、税金の扶養になり、確定申告は不要です。
38万円を超える場合には、来年の3月15日までに、確定申告をする事になります。
所得税の確定申告をすれば、住民税の申告は不要です。

メインの仕事が給与所得で勤務先において年末調整される場合には、副業の収入が20万円以下であれば所得税の確定申告は必要ありません。ただし、住民税の申告は必要になります。

「メインの仕事では扶養の範囲内」とのことですが、副業の収入が加わることで扶養の範囲から外れる可能性もありますのでご注意ください。
メインの仕事が給与の場合には次のようにお考えください。
① (給与収入-65万円)+ 副業の所得 ≦ 38万円 ⇒ 扶養の範囲内
② (給与収入-65万円)+ 副業の所得 > 38万円 ⇒ 扶養の範囲外

なお、「扶養」の立場が「配偶者」の場合には、上記の扶養の範囲外となりましても「配偶者控除特別控除」が適用できますのでご留意ください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1195.htm

こんにちは
回答ありがとうございます
20万副業で稼ぐとして給与が85万未満ならば確定申告は必要ないということでよろしいでしょうか。
確定申告と住民税の申告ではどちらのほうがスムーズでしょうか。そしてどちらも副業がバレることはないのでしょうか。
源泉徴収票も出ないのですが申告する際はどうしたらよいですか。
税金に関して無知なので質問ばかりになってしまい申し訳ありません。

ご連絡ありがとうございます。
副業(雑所得)の所得が20万円ある場合には、
(x-65万)+20万≦38万 であることが必要ですから、確定申告が必要でないためには、X(副業)は83万円以下であることが必要となります。
所得税の申告をすることで住民税の申告も同時にできます。住民税の申告の際は雑所得の収入経費の内容を確認されることがあるようですので、所得税の申告の方がスムーズと思われます。
所得税の申告用紙に、「住民税の納付方法」の欄がありますので、そちらに「自分で納付」を選択して提出しておけば、副業のことが勤務先に知られる可能性は低いと思います。
源泉徴収票は支払い者が発行する義務がありますので、勤務先に発行をお願いしてください。万一、発行を拒む場合には「源泉徴収票の不交付の届出書」を税務署に提出すれば、税務署が勤務先に発行するように指導してくれます。
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/hotei/23100017.htm

Xはメイン給与ではなく副業なのですか?
給与は80万いかないと思うので

副業20万(予定)で確定申告ではなく
所得税の申告で、一緒に住民税の申告もできる。するべきことはこれで以上でしょうか?
ちなみに収入先は記入欄がないのでしょうか。
もしあるならばどのように記入したらよいですか。

失礼しました
所得税の確定申告ですね

失礼しました。xは給与でしたね。
副業の所得が20万円ある場合には、給与を83万円以下に押さえる必要があります。給与が80万円以下で副業の所得も20万円であれば税金の心配はないと考えます。
確定申告するにしても税金はゼロ円になります。

わかりました。
副業希望先に源泉徴収票を貰えるのか聞いたところ、
「個人事業主としてお仕事を委託するので源泉徴収票発行しておりません。」
とのことでした。どのように対応、返答すればよいのでしょうか。

自己の記帳に基づいて、収支計算をして、確定申告をされたら良いと考えます。

支払調書の発行をお願いしてはいかがでしょうか。
支払調書は支払者に発行義務はありませんので、確定申告の参考にするために支払調書の交付を受けたい場合は先方と交渉してお願いしておく必要があります。
発行して貰えない場合にはご自身で計算して申告することになります。

収支を書き留める以外に詳細など他に何か必ず記入しておくことはありますか?

収入と経費の明細が分かるように記録することと、経費に関しては領収書を保存しておくことが必要です。

最後の質問です
申告する際収入先はどのように書いたらよいのでしょうか

バーを経営しているのが会社であれば会社名を、個人事業であれば事業主の名前を、住所と共に記入します。

こちらが個人事業主になるようなので自身の名前や住所で間違いないでしょうか。

申告する人の氏名は相談者様になりますが、収入先(売上先)はバーになると思います。

わかりました
最後まで詳しくご回答いただきありがとうございました

すみませんが1つ聞き忘れたことがありました。本業は会社で出してくれるのですが確定申告は副業のみでよいのでしょうか。

確定申告は本業の収入と副業の収入の両方を申告する必要があります。
副業のみで申告するのではありませんのでご注意ください。

確認不足で失礼いたしました
税務署の方に売り上げ先について詮索されたくないのですが、業務委託で収入は自分の手書きとして、売り上げ先はなんと書けばスムーズにいくでしょうか。最後最後と言いながら何度も質問してしまい申し訳ありません。

副業に関しては雑所得になると思われます。
雑所得の場合には収支内訳書などの明細を添付することはありませんので、売上の相手先を記入する必要もありません。
収入と経費の合計額を記入して雑所得の計算を行えば大丈夫です。

本投稿は、2019年04月19日 11時45分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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