年金一括受給に伴う追納
私の父がもうすぐ70歳になります。
嘱託ですがまだ会社勤めもしていて、あと1年くらいは働くと言っています。
先日繰り下げていた年金の受給の手続きを始めようと年金事務所に相談に行ったら、父の場合は配偶者加給が付くので65-70歳までの5年分を一括受給した方がお得だと説明されました。※母とは5歳以上年齢差があります
そこで繰り下げをやめて一括受給に切り替えようと考えていますが、不明な点があります。
・税務署で確定申告を遡ってしないといけない→5年分?
・年額約150万なので所得税は追徴になる?
・住民税は市役所へ手続きに行くのか?
・健康保険料・介護保険料も追加がある?
追徴額の検討もつかず、膨大な金額の請求になるのでは、と不安です。
おおよそでも金額が分かったりするものでしょうか。
税理士の回答

中田裕二
過去得るはずだった所得を、過去の分まで請求するのが一括請求です。
税務上は、全て今年の申告とするのではなく、5年分をそれぞれの年分として申告することになります。
ご質問者様の場合、年金のほか給与所得があるため、申告が必要となると思われます。
年額150万円であれば120万円を差し引いた30万円が年金の所得になります。
所得税申告することによって、住民税申告は不要です。
所得が上がれば、社会保険料の追徴があります。
給与所得の額、所得から差し引かれる控除額により納税額が変わってきますので、繰り下げ受給とどちらがお得かシミュレーションしてみて判断されてはいかがでしょうか。
本投稿は、2019年07月11日 14時56分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。