亡くなった母の過去の税の申告内容を知りたい
先日、母が亡くなり相続人は私たち3兄弟です。父の死亡時に不動産は母と長兄の共同名義となりました。各2分の1ずつです。5年前にこの不動産を売却しましたが、母の銀行口座に振り込まれた形跡がありません。預金開示により調べました。兄の口座に入金されたものと思われます。売却時の母の申告内容を知るにはどの様な手段があるでしょうか?兄の協力は得られません。
税理士の回答

以下の3つを提案します。
①母の提出した申告書控がないか家の中を探す
②申請書等閲覧サービスを利用する
https://www.nta.go.jp/law/jimu-unei/sonota/050301/01.htm
ただ、兄の実印を押した委任状、印鑑証明書も必要なので兄の協力が得られないとなると難しいです。
③横領の疑いがあるので、弁護士に任せる

中田裕二
申告書控えがご自宅に保管されていないでしょうか。
あるいは、税理士に申告書の作成を依頼していれば、その税理士が控えを保管している可能性があります。
さらに税務署に閲覧申請をする方法がありますが、他の相続人全員の委任状が必要のためお兄様の協力が得られなければ困難ですね。
お母様の持ち分の売却収入がすべてお兄様の口座に入金されている可能性があるということでしょうか。
お兄様は贈与として贈与税の申告納税が必要かもしれませんね。
今後の遺産分割協議をするうえで重要なことですので、お兄様の協力が得られなければ、弁護士に相談し、調停も検討しなければなりません。
本投稿は、2019年08月27日 15時01分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。