海外FXで取引をしている大学生です。確定申告の際、スワップポイントの扱いについて質問があります。
私は現在大学生で、アルバイトとFXを行っています。
アルバイトの収入は年間で65万円以内に収まります。
FX業者は海外のXMFXを利用しています。
年末から保有し続けたポジションがあったとします。
このとき、未決済のスワップポイントも年間収益に加算するのでしょうか?
税理士の回答

中島吉央
通常、FX取引は、取引約定日の2営業日後を受渡日として取引が行われますが、実際の資金受渡しを避けるために、ロールオーバーが行われ、未決済建玉の決済日が繰り延べられ、反対売買がなされない限り決済期限は原則として無期限となります。
未決済建玉のロールオーバーが行われる場合、未決済建玉の約定価格が値洗いされる方式と値洗いされない方式の2つの方式があります。
未決済建玉の約定価格が値洗いされなければ、約定時の建値を決済時まで維持され、評価損益及び未決済スワップとして損益が実現しません。つまり、ポジション決済時に初めて課税対象となります。
しかしながら、未決済建玉の約定価格が値洗いされる方式であれば、為替差損益及びスワップポイントが実現損益となるため、納税者が建玉の決済を行っていない場合でも、確定申告が必要な場合があるということになります。
また、スワップポイントが通貨証拠金取引口座に振り込まれる様なケースでは、口座に反映された時点でスワップポイントは課税対象となります。
と、長々と書いてきましたが、一番、簡単にすぐわかる方法は、口座を持っているところに聞くのが早いです。
外部リンク先 国税不服審判所「平成22年11月29日裁決(裁事81集)」
http://www.kfs.go.jp/service/JP/81/07/index.html
「平成25年6月25日裁決(裁事91集)」
http://www.kfs.go.jp/service/JP/91/05/index.html
「平成29年8月2日裁決(裁事108集)」
http://www.kfs.go.jp/service/JP/108/06/index.html
本投稿は、2019年10月24日 15時55分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。