初めての税務申告にあたりの注意点
定年退職後 某社の業務委託契約で15年から約5年営業支援し下記報酬を得ております。税の面 不勉強で過去一度も確定申告してませんでした。
月報(旅費交通、宿泊実費支給)
15年11月~16年6月 50,000円/月 源泉徴収されてません
16年7月~18年6月 75,000円/月
18年7月~20年2月 100,000円/月
20年1月は上記以外で成功報酬として約900,000円取得してます。
質問
・19年度分申請だけでそれ以前のは税務署では捕捉できないのでしょうか
・正直にそれ以前のを申告した方がよいのか。
・その時の延滞税は過去何年にさかのぼって追徴されるのか
その時の金額は上記月報からみてどれ位払うことになるのか
・19年度以前のはだまって今回だけの分で申告したほうがいいのか
・経費でおちる項目はどのようなものがあるのか
税理士の回答

行方康洋
確定申告では、暦年で所得を計算して申告することになります。
和暦で報酬額を再計算させていただきますと、以下の通りとなります。
平成27年 100,000円
平成28年 750,000円
平成29年 900,000円
平成30年 1,050,000円
令和元年 1,200,000円
令和2年については、来年の確定申告で申告することになります。
各年分の必要経費及び所得控除を計算して、課税所得を算定しなければ、所得税額を計算できませんが、すべての年分で基礎控除以外に所得控除がないと考えても、税額で12万円くらい(5年分)ではないかと思います。延滞税については、申告した年分発生すると思いますが、それほど多額にはならないと思います。
必要経費については、旅費交通費、宿泊費は実費支給ですので、その他には作業着や文具等の消耗品や通信費、接待交際費などが考えられます。
税務署が補足できるかというよりは、申告の必要があれば、その年分の所得を計算し申告していただく必要があります。
ありがとうございました。
追加の質問ですが無申告加算税はどれ位になるのでしょうか。

行方康洋
自主的に過去の年分に遡って期限後申告をされる場合、無申告加算税が課税されることになります。
本税額(納税額)の10,000円未満を切り捨て、5%(自主申告の場合)を掛けた金額が無申告加算税の額になります。ただし、無申告加算税が5,000円未満であれば、その金額は切り捨てられることになりますので、課税されません。
今の計算では、自主的に申告されれば、すべての年分で、無申告加算税が5,000円未満になると思われますので、無申告加算税は課税されないことになります。
本投稿は、2020年03月18日 13時40分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。