貸借対照表の数字が合わない
個人事業を営んでいる男性と結婚する事になり、確定申告の準備を手伝っています。
が、そもそも昨年まで確定申告をしていませんでした。慌てて先日、過去の2年分を青色申告10万控除で申請したところです。
しかし今年分はかなり売上が上がってしまいなんとか65万控除にしたく、10月からMFクラウドを使って入力を始めました。
彼も今までいい加減にしてきたため専門知識がほとんどなく帳簿もつけたことがありません。私もざっくりとしか知識がなく必死で勉強しながらやっています。
ただ、使い方や入力の仕方(仕分けなど)がMFクラウドの操作ガイドを見てもいまいちわからず、ネットや本で色々と調べながら作業しています。
結論から言うと、決算書の貸借対照表の数字が合わず、その要因も解決方法もわからず困っています。
資産の項目にて、預金額が実際よりもかなり多くなっており、逆に現金が大幅にマイナスになっています。
また事業主貸がかなりの金額になっています。
流動資産が約280万、
現金が約△360万、
預金が約640万。
事業主貸が約456万。
実際は、
事業用の現金は10万ほど、
預金は約230万です。
事業主貸は実際の金額は不明です。
まずそもそも基礎知識が不足しているため解決方法がわからないのですが、
・通帳と同期させたが、銀行のセキュリティの関係で直近3ヶ月分しか同期できなかったためそれ以前のものは手作業で入力。
・元々、お金の管理が個人用も事業用も全て一緒になっていたため、銀行からの引き出しを全て事業主貸にした。
・現金払いは全て「借方:経費科目 貸方:事業主貸」でつけている。
・通帳からの引き落としで不明なものがいくつかあり、それは仕訳不要と認識し削除している。
・個人的なキャッシングや買い物の引き落としと出金は事業主貸になっているものと、削除してしまったものとある。
上記の対応の中で、何か誤りがあるのでしょうか。
MFクラウドで自動的に作成される貸借対照表と損益計算書を印刷して申告に出そうと思っていたのですが、
最終的にどうしても合わない場合は、貸借対照表だけ手作業で実際の数字を元に作り提出してもいいものでしょうか。
税理士の回答
東京都中央区の小林税理士事務所 小林拓未と申します。
1 手作業の入力自体は、問題とはならないと思われます。
2 銀行からの引き出し全てを「事業主貸」でも、問題ありません。
3 2の状況にもかかわらず、現金残高がマイナスなのはおかしいです。現金残高はそもそもマイナスになりませんので、二重に入力されているかもしれません。
4 通帳の引き落としで不明なものは、仕訳不要ではなく、「事業主貸」で入力して下さい。通帳の動きと普通預金残高は常に一致します。
5 個人的なキャッシングそのほかは、削除せず、入力して下さい。
これらの対応で、ある程度修正されると思われます。
以上よろしくお願い致します。
本投稿は、2016年11月29日 19時02分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。