中途退職済み兼業画家の確定申告について
昨年半ばに退職し、その後も開業届けなどは出していない状態(無職)で自身が描いた絵の売り上げが30万円ほどあります。
【質問1】
この場合の確定申告方法は、勤めていた期間の「給与所得」+「雑所得、種目:その他・画料(業務)」での申告であっていますでしょうか?
ギャラリーから振り込まれた画料(雑収入)−経費(昨年内に購入した画材や家賃、通信費などの記録)を入力すると、雑所得はマイナスでの申告になります。
【質問2】
雑所得での「源泉徴収税額」については自身で計算して入力するのでしょうか?
ギャラリーごとに画料の支払われ方(税抜き・込み)も異なり、源泉徴収票や支払い調書は発行されておらず、手元には売上報告書という形でしか金銭のやり取りを記す書類がありません。
ちなみに、
A社:税抜き販売価格−手数料が画料として自動的に振り込まれます
B社:税込み販売価格−手数料が画料で、私が請求書をギャラリーへ発行することで代金が振り込まれます
「未納付の源泉徴収税額」という項目にチェックを入れて、自身で算出した源泉徴収税額を入力するのでしょうか?
【質問3】
雑所得の項目において、所得支払い相手がA社B社と2つある場合、両方に共通してかかる経費(通信費や絵の具など)はどのように差し引いたら良いのでしょうか
A社に対する経費0円、B社に対する経費に総額を入力してはダメですか?
自分なりにネットで調べたもののなかなか解決せず、この場を借りて質問させて頂きました。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
税理士の回答

竹中公剛
【質問1】
この場合の確定申告方法は、勤めていた期間の「給与所得」+「雑所得、種目:その他・画料(業務)」での申告であっていますでしょうか?
合っています。
ギャラリーから振り込まれた画料(雑収入)−経費(昨年内に購入した画材や家賃、通信費などの記録)を入力すると、雑所得はマイナスでの申告になります。
雑所得は結果0円になります。
【質問2】
雑所得での「源泉徴収税額」については自身で計算して入力するのでしょうか?
源泉税額を引かれている場合には、自分で入力します。
自動ではできないと思われます。
ギャラリーごとに画料の支払われ方(税抜き・込み)も異なり、源泉徴収票や支払い調書は発行されておらず、手元には売上報告書という形でしか金銭のやり取りを記す書類がありません。
支払調書は、発行していただいてください。
それによって、相手が納めているかどうかがはっきりします。
ちなみに、
A社:税抜き販売価格−手数料が画料として自動的に振り込まれます
B社:税込み販売価格−手数料が画料で、私が請求書をギャラリーへ発行することで代金が振り込まれます
「未納付の源泉徴収税額」という項目にチェックを入れて、自身で算出した源泉徴収税額を入力するのでしょうか?
見納付かどうかは、相手の問題です。
支払調書で確認するしかありません。
よろしくご理解ください。
【質問3】
雑所得の項目において、所得支払い相手がA社B社と2つある場合、両方に共通してかかる経費(通信費や絵の具など)はどのように差し引いたら良いのでしょうか
それぞれで計算しますが、結果については、合計になります。
A社に対する経費0円、B社に対する経費に総額を入力してはダメですか?
合計が、合っていれば、問題はないと考えます。
本投稿は、2021年02月16日 06時06分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。