土地 建物の按分計算
不動産の土地建物の按分を計算しています。
固定資産関係証明書から算出を試みていますが、6(土地):4(建物)になってしまい反対では?と結果を疑問に感じています。
上記書類を根拠にする場合の適切な計算式をご提示頂けないでしょうか?
いまの計算
①{ 土地価格×土地適要(分子÷分母)}+家屋価格
②①で出した全体の価格で土地価格と建物価格を割る×100
税理士の回答

不動産の売却価格を、固定資産税評価額を基に、土地価格と建物価格に按分するものとして、ご回答いたします。
この場合、下記のように計算いたします。
前提
・不動産の売却価格 5,000万円
・土地の固定資産税評価額 3,000万円
・建物の固定資産税評価額 1,000万円
・土地と建物の固定資産税評価額の合計 4,000万円
計算式
① 土地の価格
5,000万円×3,000万円/4,000万円=3,750万円
②建物の価格
5,000万円×1,000万円/4,000万円=1,250万円
日本では建物より土地の値段の方が高い方が一般的に多いです。
的外れな論点のご回答を申し上げておりましたら、ご質問の補足をしていただけますと幸いです。
補足します。
昨年購入した投資用不動産(中古マンション)について、減価償却計算のために建物部分の価格を算出したいです。
自己計算では土地61%、建物39%になりました。
ネットで土地30%、建物70%ていどの計算例が散見されたためそちらが一般的な割合なのかと不安になりました。
以下が実際の数字です。
地積価格︰¥774,963,250、持分の按分︰2300/403861、家屋の課税対象価格︰¥2,830,600、購入価格︰¥24,900,000

区分所有建物を投資用で取得されたということですね。
区分所有建物の場合、物件にもよりますが、敷地権(土地)より建物の価格が高くなることも、よくあるかと思います。
地積価格=土地の固定資産税評価額、持分の按分=敷地権割合、家屋の課税対象価格=家屋の固定資産税評価額とすれば、下記のような計算になります。
① ご相談者様の敷地権割合相当の土地の固定資産税評価額
774,963,250×2300/403861=4,413,437円
② 土地の固定資産税評価額①と家屋の固定資産税評価額の合計
4,413,437+2,830,600=7,244,037円
③ 土地の価格
24,900,000×4,413,437/7,244,037=15,170,351円
④ 建物の価格
24,900,000×2,830,600/7,244,037=9,729,649円
他にも、土地価格を先に決めてから購入価格-土地価格で建物価格を出す方法、逆に、建物価格を先に決めてから購入価格-建物価格で土地価格を出す方法、購入価格のうち土地と建物の時価がいくらなのかを不動産鑑定士さんに出してもらう方法などもありますが、固定資産税評価額を基に按分計算するのが簡易的なので、実務上よく用いられています。
実際の計算式を提示いただき、照らし合わせかできて助かりました!
親切なご返答をありがとうございました。

お役に立てて何よりです。
またお困りのことがありましたら、ご投稿ください。
本投稿は、2021年03月07日 18時35分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。