父と共有している戸建の賃貸収入の父分の贈与について(確定申告時の記載方法)
昨年の夏から、以前住んでいた戸建てを賃貸に出しております。
その戸建は、「私」と「私の父」と「私の妻」の3者の共有資産となっておりますため、3者の持ち分に応じて家賃収入を分配しなければならないと思っておりますが、父の収入分は、息子である私が贈与を受けたいと思っております。
年間110万円以内であり、贈与税がかからない(基礎控除の)範囲だと思うのですが、確定申告の際、どのように記載すればよろしいのでしょうか?(初めての確定申告です)
私の申告、父の申告、それぞれについて、簡単に教えて頂けますと幸いです。
宜しくお願い致します。
税理士の回答

家賃収入は賃貸する建物の所有者に帰属しますので、ご相談の住宅の名義が従来通り3名様のままですと、家賃収入は3名様にそれぞれの持分に応じて配分されます。
「お父様の収入分を相談者様が贈与を受けたい」とのことですが、住宅の持分登記を変えない限り、お父様の家賃収入を相談者様に移すことは残念ながらできません。
家賃分の贈与を行った場合は、税務的には「お父様はご自分の持分相当の家賃を一旦受け取って、その後に相談者様へ現金の贈与を行った」と考えます。
従って、所得税の確定申告は従来通り3名様で行う必要があり、贈与される金額が年間110万円を超える場合には相談者様が贈与税の確定申告を行って頂くことになります。
宜しくお願いします。
本投稿は、2017年02月16日 11時20分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。