年金受給者の一時所得の確定申告について - 税理士に無料相談ができるみんなの税務相談 - 税理士ドットコム
  1. 税理士ドットコム
  2. 確定申告
  3. 年金受給者の一時所得の確定申告について

年金受給者の一時所得の確定申告について

年金暮らしの父の確定申告についての質問です。
父は現在70歳で年金受給者になります。
定年退職前はずっとサラリーマンで、母親は専業主婦でした。
お恥ずかしながら、今まで1度も確定申告をした事がないため、遡って確定申告できる5年分を確定申告したいと思います。
確定申告する理由は、父には持病があるので、医療費控除が多少ある事と生命保険控除をする為です。
確定申告をする為に色々探していたところ、平成30年度の課税証明書を見つけました。
すると、「公的年金等の収入金額」が260万円(年金源泉徴収票の金額と同じでした)「所得等の種類及び金額」のところの、「公的年金等」に約145万円と「総合譲渡・一時」に約55万円の記載があり、父に聞いてなんの所得かを通帳を遡って確認したところ生命保険会社経由で円⇒ドルで利益がでたものと判明しました。
※控除金額ですが、配偶者控除と基礎控除と社会保険控除で約75万円です。
一時所得があるので、調べたところ、この金額について確定申告しないといけない事は認識していますので、一緒に確定申告しようと思います。
そこで質問です。

①年金源泉徴収票の所得税のところに、約3万円の記載があります。
これは、課税証明書に記載されている「公的年金等」の約145万円に対する金額の所得税になりますか??
それとも、年金源泉徴収票に記載されている「公的年金等の収入金額」の約260万円にたいしての所得税になりますか??

② 年金源泉徴収票に記載されている「公的年金等の収入金額」の約260万円に対しての所得税だとしたら・・・税率が間違えていると認識しているのですが合ってますか??
間違えている場合は、確定申告すれば所得税が変わると思いますが、増えるんでしょうか??それとも減りますか??
たぶん増えるんじゃないかなと思いますがだいたいどれくらい増えるのでしょうか??だいたいで構いませんので教えて頂きたいです。

③生命保険から父の通帳に振り込みされる前に、源泉徴収税が引かれてから入金されるパターンがあるというのを聞いたんですが、そんな事あるのでしょうか??
これは生命保険に確認しないと分かりませんか??

長文となってしまいすみません!
よろしくお願い致します。

税理士の回答

①②源泉徴収票の公的年金収入金額約260万円の所得額が約145万円だと思われます。
基礎控除額等約75万円を控除した約70万円の5%が源泉徴収票の所得税約3万円ではないですか。
おおむね間違いないと思われます。
③一部「金融類似商品」には源泉徴収されるものがあるようです。
生命保険会社に確認してください。

詳細は税務署で相談するか、税理士に依頼してはいかがでしょうか。

回答ありがとうございます!

年金源泉徴収票に記載されている所得税について、概ね間違いないとの事ですが・・・
確定申告したとしても、所得税(約3万円弱)については変わらないという認識で大丈夫でしょうか??
年金源泉徴収票では、年金年収として、260万円に対するの所得税が計算されていると思うので
確定申告することで、年金所得と一時所得として所得税を再計算するのだと思うのですが、年金年収と一時所得の所得税の税率はほぼ同じでしょうか??

一時所得については、この場合、雑所得税になりますか??

生命保険の件につきましては、おそらく源泉徴収税が引かれて入金されてはいないのでは無いかと思っています。源泉徴収税引かれていると多少所得税も返還されると思いますので、こちらとしては嬉しいですが(^_^;)

よろしくお願い致します。

課税証明書に一時所得の記載があるのであれば雑所得ではなく一時所得で課税されているのではないですか。
税率は変わらず5%です。
医療費控除と生命保険料控除の更正の請求により還付がある可能性がありますので、税務署か税理士に相談してください。

住民税と県民税については理解しています。
確定申告することで、一時所得となっている分の所得税はどうなりますでしょうか??
大幅に増えたりしますか??
利益は150万円程になります。
4年前なのに、国税局から連絡がないとなると、特定口座の確定申告不要の可能性は考えられないでしょうか??

一時所得の所得税が課税されていないのであれば、一時所得の所得は(150万-50万(特別控除))/2=50万円の5%である約2.5万円が所得税の税額になります。
源泉徴収されているかどうかは生命保険会社に問い合わせてみてください。

詳しくありがとうございます。
そこまで高額ではないので安心しました!
父にもきちんと伝えて、生命保険会社に連絡し、確定申告するように伝えたいと思います。

医療費控除が約10万円(10万円超えた金額です)と、生命保険控除が上限の控除額があります。
これがあるので、もしかしたら、確定申告することでプラスマイマスゼロになるのでは??と思うのですが・・・甘いでしょうか??

一時所得の所得税が課税されていなければ所得が50万円増えます。
プラスマイナスゼロのためには控除額も合計50万円でなければなりません。

控除金額が50万円はさすがに無理ですが・・・
県民税&市民税については一時所得として既に課税されているので、確定申告する事で、県民税&市民税については減額されると思うのですが、減額されないのでしょうか??
所得税では、2.5万円を追加で納付する。
課税証明書から、一時所得として市民税県民税は既に課税されている為、その金額については減額する。
で、合ってますか??

お考えのとおりでしょう。
ちなみに、県市民税の税率は10%です。

そうなんですね!!
本当に詳しくありがとうございました!!
明日、保険会社に連絡して、早めに確定申告したいと思います。

本投稿は、2021年08月01日 00時45分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この税務相談の書き込まれているキーワード

この相談に近い税務相談

  • 2021年確定申告の時期について

    2021年2月16日から3月15日まで確定申告期間だと思いますが、 その前に申告することはできますか。 申告の種類は青色申告、消費税申告、所得税の3種類です...
    税理士回答数:  1
    2020年11月15日 投稿
  • 公的年金受給者の確定申告

    両親が年金受給者です。 合計所得金額が69万円ほど。 源泉徴収額は0円。 医療費控除などしても還付にはならないと思いますので確定申告の必要はないと思い...
    税理士回答数:  1
    2021年02月08日 投稿
  • 2019年の確定申告書の書き方

    コロナウィルスの影響で持続化給付金を申請しようと思います。 開業は2019年8月です。 従いまして10、11、12月の3か月の 確定申告したいと思います。...
    税理士回答数:  1
    2020年05月11日 投稿
  • 青色専従者で公的年金受給者の確定申告について「

    青色申告事業者の夫の専従者として、月に85000円の給料をもらっています。 昨年はひと月給料がなかったので、935000円の給料をもらいました。 さらに、公...
    税理士回答数:  1
    2020年03月29日 投稿
  • 確定申告について2019年分でまだなのでコロナで

    還付される金額が110358で 所得税及び復興特別 所得税の源泉徴収税額 が146909で 所得税及び復興特別所得税の額36551ですが、 ...
    税理士回答数:  1
    2020年12月18日 投稿

確定申告に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

確定申告に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
158,159
直近30日 相談数
663
直近30日 税理士回答数
1,228