海外在住の際の申告など。
主人の仕事で海外に駐在しております。
ネットでの販売で、登録している会社を通して、日本の口座に入金があります。
20万円以上の収入があった場合は申告が必要だと思いますが、海外に居る場合はどのような手続きや支払額になるのでしょうか。
主人が海外で用意しなくてはいけない書類等あるのでしょうか。
まだしばらくは海外で生活する予定ですので、確定申告の時期に日本に帰国する予定はありません。
気をつけることなどありますでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
税理士の回答
こんにちは。
国外に住所がある、非居住者の場合には、
日本で所得税を納税する義務があるのは国内源泉所得、つまり
国内の源泉から発生する所得だけとされています。
お尋ねのネット販売が、物の流れ、代金決済、どのような具体的な中身か
よくわかりませんが、
日本国内にお仕事の場所、を設けて行う事業については、国内源泉所得、
として、日本で、非居住者として、申告をする必要がある場合があります。
ネット経由で情報や著作権でない原稿を書くことや海外で何か役務をするような場合には、一般に日本で所得税は発生しないのですが、
ものの販売の場合には、在庫、受注、代金決済、いろいろなことが国内で行われる可能性が高く、納税義務が発生する場合があります。
20万円という話は、サラリーマンが年末調整を受けている以外の収入の際に用いられる申告不要基準ですので、この場合には特に適用できません。
基礎控除の38万円以下の所得であれば、申告しても所得税がゼロですので、
申告を求められることは原則、ないと思います。
取り急ぎ回答とさせていただきます。
本投稿は、2017年04月01日 17時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。