海外転出届を出した後の確定申告について
全部で4つほど質問させてください。
来月から海外での生活を予定していますが、これまで務めていた日本のIT企業に引き続き在籍し、自宅で行っていたリモートワークを海外でやるようなイメージで働き続けたいと思っています。
①
その際、海外転出届を日本で提出してから海外に向かうので、日本で納税が必須となるのは所得税のみかとおもっていますが、それ以外にありますでしょうか。不動産などはもっておらず、給与所得のみです。
②
来月から発生する所得に対する所得税は、納税管理人に依頼をし、代わりに確定申告と納税を行ってもらうイメージでおりますが、あっておりますでしょうか。
(それとも在籍している企業でこれまで通り行ってもらえるものでしょうか。)
また、その場合確定申告の頻度はどれくらいとなりますでしょうか(月1or 年1など)
③
②で納税管理人が申告を行うとなった場合、納税管理人はどのような書類を受け取れば確定申告ができますでしょうか。
④
②で納税管理人が申告を行うとなった場合、申告を行う先はどこになりますでしょうか。現在東京23区在住ですが、転出届を出す前に住んでいた区の区役所、でよいでしょうか。
素人質問で申し訳ありませんが、ご確認いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
税理士の回答

土師弘之
海外転出後は日本では「非居住者」となりますので、基本的に居住国での課税となります。したがって、その海外でリモートワークをするのであれば、海外転出後の部分は居住国で申告納税することになろうかと思います。給料の部分については会社が代わりに居住国に納税してくれるのではないでしょうか。
なお、給料とリモートワークとを合算して申告するのは、日本と同様海外も同じだと思われます。
海外に転出する場合には、出国前に「準確定申告」をするか、来年の確定申告時期に納税管理人に代わりに確定申告してもらうかどちらかになります。そして、確定申告するのは、今年の出国するまでの所得(1月~4月分)となります。
申告書を提出する税務署(区役所ではありません)は原則として転出前の住所の所轄の税務署です。
本投稿は、2022年04月13日 21時50分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。