税理士ドットコム - 本業にバレずに副業の確定申告をするにはどうすればいいですか? - 回答します 1 「確定申告を、本業、副業別々に分...
  1. 税理士ドットコム
  2. 確定申告
  3. 本業にバレずに副業の確定申告をするにはどうすればいいですか?

本業にバレずに副業の確定申告をするにはどうすればいいですか?

本業を別にしていて、副業がNGなのですが、お金に困っているため副業を今年からこっそり始めました。
しかし、副業の方の確定申告をしてしまうと住民税が上がってそれが給与明細など本業の方にも記載されてしまうことでバレると聞きました。
また、確定申告を本業、副業別々に分けれないとも聞いたのですが本当でしょうか?
現在本業の確定申告は会社がしています。副業の方は個人でするように言われました。
とにかく本業にバレないようにしたいです。
もう副業自体も始めてしまっているため後戻りできない状態ですが、回避する方法がありましたら教えて頂きたいです。
ご回答頂けますと幸いです。よろしくお願い致します。

税理士の回答

 回答します
 
1 「確定申告を、本業、副業別々に分けれないのは本当か」というご質問には
  「本当です」 との回答となります。
 
  お尋ねの文書の「本業の確定申告は会社がしています」とは、給与所得者の年末調整だと思われます。
  所得税法では、各人が年間全ての収入に関して所得金額や納税額を自ら計算し納税する「自主申告納税制度」を採用していますが、給与所得者の場合、通常1か所からの給与収入のみであるため「年末調整」により、年税額などの計算ができますので、確定申告のかわりとなる手続きとなっています。

  しかし、給与所得者であっても、2か所以上の給与のある方や、他の所得がある方、医療費の還付などが発生する方は確定申告をして、年間の所得税額を計算しますので、当然「全ての収入(所得)」に関して確定申告をすることになります。(収入ごとに別々に税額計算はしません)


2 本業に分からないようにしたい
  給与所得の方の住民税の納税は、原則「特別徴収」となっており、会社に「住民税の決定通知」が届くことになります。
  これにより、会社の給与以外の収入があることが判明する可能性があります。

  回避する方法として
  住民税の納税は、「特別徴収」の他に「普通徴収」という方法があります。ただし、原則は特別徴収のため、普通徴収を認めない市区町村や普通徴収を認める市区町村がありますので、一度お住いの市区町村にご確認されてはいかがでしょうか。

  なお「普通徴収」の手続きとしては、所得税の確定申告書を提出した場合、第二表(2枚目)が住民税の申告になり、普通徴収を選択する箇所がありますので、「普通徴収」を選択することになります。
  

本投稿は、2022年06月30日 17時41分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この税務相談の書き込まれているキーワード

この相談に近い税務相談

確定申告に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

確定申告に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
158,221
直近30日 相談数
663
直近30日 税理士回答数
1,227