専業主婦の配偶者からの贈与と住宅購入について
結婚23年目、パートで働いていた時期もありますが現在は専業主婦です。
夫の口座にある程度のお金が貯まると、口座を分散させた方が安全かと思い、私の口座にまとまった金額を動かしておりました。
この度、中古マンションを現金購入することとなり、調べたところ税金の問題が発生しそうで、どうしたものかと悩んでおります。
年間110万までは贈与税がかからないとのことですが、単純に110万円×結婚期間23年=2530万まで
なら妻の口座にあっても良いということでしょうか?
「贈与のための名義契約書」などありませんし、数年以上前のものは通帳がなかったり、生活費出費の口座と一緒になっていたりで、きちんとした記録がなく、年間110万円の贈与ときちんと示すことが難しい期間もあります。
もし上記でも問題がないようなら、そのお金も使って夫婦共同名義で住宅購入出来れば良いなっと思っています。
上記が難しいようであれば、夫の口座にお金を戻して夫名義で住宅購入したいと思いますが、口座にお金を戻すことが何か問題となりますか?
管理上、安易に夫婦間でお金を動かしてしまっていて慌てております。
ご教示いただけると幸いです。
税理士の回答
国税OB税理士です。税務署では、相続税贈与税の担当部署の管理職をしておりました。
奥様が専業主婦で、記載のような状態であれば、奥様名義で貯蓄を行った分も夫の名義預金(実質は夫のもの)という見方をします。
質問の状況であれば、夫単独での登記を行うべきです。
話は変わりますが、相続税関係の専門家としてのアドバイスになりますが、夫婦の共有名義にしたいのであれば、一生に一度だけ使える制度ですが婚姻期間が20年以上の場合には「居住用財産の配偶者間の贈与の特例」を使うことができます。2000万円までは非課税になります。
この贈与税の特例を使う場合には、今年購入したのであれば来年に必ず期限内に贈与税の申告が必要です。
ご回答ありがとうございます。
夫単独で登記するようにします。
貴重なアドバイスを頂きどうもありがとうございました。
本投稿は、2023年06月21日 13時02分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







