専業主婦が共同名義にて不動産購入する場合の注意点について
この度、不動産を購入し共同名義にすることにしました。
①妻は専業主婦。しかし、勤務時に貯めた預貯金があります。(一昨年退職)
②手付金(購入価格の1割)を妻の口座から支払い済。残金は夫名義でローンを組みます。
③住宅ローン減税>借入利息 のため目一杯ローンを組みます。
④夫:妻=7:3の持ち分にする予定です。
本来、妻の持ち分の3割相当額を頭金とすれば問題ないのでしょうが、
ローン減税の恩恵を受けるために頭金は手付けの1割だけにするつもりです。
そこで質問です。
妻の持ち分である残り2割相当額を、妻の口座から返済すれば贈与税の問題はクリアできるのでしょうか?
ちなみに、振込む口座は勤務時の給与や退職金が支払われており入金元である会社名も記載されているため贈与でないことの証明になると思っているのですが、この認識に間違いはありませんか?
以上、ご教示の程、よろしくお願いします。
税理士の回答

奥様が実質的に不動産の購入価額の3割相当分を負担されていれば贈与の問題はクリアすると思いますが、ご主人のローン控除が満額受けられないのではないかと思われます。
ローン控除の対象はご自分の所有割合が限度になりますので、ご主人の持分を7割とすると、不動産の購入価額の7割がローン控除の限度額になると思います。その場合でもお考えの方法が得になるか再度ご検討頂ければと思います。
早々の回答をありがとうございます。
言われてみればもっともですが、贈与税ばかりに気を取られ
ローン減税が満額受け取れない点に気づきませんでした。
現在作成している収支表を見直します。
所有割合については、相続のことを考慮し妻の持ち分はやはり3割にします。
よって、あとの2割相当額を、妻の口座から返済することで夫の所得とは区分していこうと思います。
恐れ入りますが、あと少し教えてください。
実は、たんす預金が数百万円あります。
この現金を今からローン返済につかう普通口座に入れると不信感を抱かれる要因になるのでしょうか。
問題は、預け入れる口座・時期・金額だと思うのですが
①あえてローンを支払う口座に入金しない方が賢明でしょうか
②不動産購入から2~3年は、引き続きタンス預金として手元に置き
その後、その他の口座(定期預金を含む)に入れた方が良いですか
②については、ほんの小手先のテクニックにすぎませんが、
現金なので出所を証明することができず、贈与にならない方法を探っている次第です。
何度も恐れ入ります。
よろしければ回答のほどよろしくお願いします。

ご連絡ありがとうございます。
追加のご質問につきましては正解というものはありませんので、私の個人的な考えで回答させていただきます。ご了承ください。
タンス預金がどのように形成されたものか分かりませんが、その資金の内容について説明が可能なものであれば口座に入金されても問題ないと思いますが、その資金については追及されたくないということであれば、口座には入金されない方が宜しいと思います。
後者の場合には普段の生活費をその資金(現金)から優先的に消費されてはいかがかと思います。
タンス預金は、勤務時代のものが大半です。
余分に引き出すくせがあり、気づいたら積もり積もって引き出しに驚くほどの額がプールされていました。
引っ越しを考えると、いったん預け入れた方が安心なため質問しました。
素人考えではいっこうに回答が見いだせずにいました。
「正解がない」と分かっただけで前進です。
私の貯蓄として銀行に入金して管理できればと思ったのですが、もう一度考え直してみます。
迅速な回答をありがとうございました。

ご連絡ありがとうございます。
勤務時代の給与を引き出したものであれば、問題になることはありません。
過去の預金の履歴を見れば形成経緯が分かりますし、説明のつく資金ですから、口座に預け入れても問題ないと考えます。
何度もご丁寧に回答くださりありがとうございました。
本投稿は、2018年05月08日 03時17分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。