親族間売買とその後の所有者変更にかかる税金について
叔母名義の自宅を所有者変更登記をしてもらうことになったのですが、税金ってどれくらいかかるものなのでしょうか?
約10年前、父親が会社を経営しており、その時に自宅を1千万円で叔母に売却。
その後も父親はその自宅に住んでおりますが、叔母には私が300百万円はを支払い済みで固定資産税も払っております。
路線価は93Eなので、約8百万円ほどです。建屋は、40年前に建てられた鉄筋コンクリート陸屋根で雨漏りもしておりほとんど価値はありません。
いきさつと致しましては、父親が病気になり介護が必要となり私が一緒に暮らしているのですが、失業してしまいました。私には借金が、固定資産税・市民税の滞納金などがあり父親の年金では、ヘルパーも来てもらえず、土地の名義変更をして借金の返済と父親の治療費およびヘルパー代に充てたいと考えてます。
この場合、贈与税とかいくらくらいかかってくるのでしょうか?
何か、出来るだけ税金を抑える方法はありますでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答

ご質問の文章からは事実関係が正確に読み取れませんでしたので、「評価額800万円の土地を贈与で取得した時の税金はいくらか」という内容のご質問を前提として回答いたします。
路線価ベースでの評価額が800万円の土地を贈与で取得した時の税金は、
(800万円‐110万円)×40%‐125万円=151万円 となり、
贈与税額は151万円となります。
この贈与税を少なくする方法としては、2年に分けて贈与する方法が考えられます。
例えば1年目に持分2分の1を贈与し、2年目に残りの2分の1を贈与すると、それぞれの贈与税は次のようになります。
1年目:(400万円‐110万円)×15%-10万円=33.5万円
2年目:(400万円‐110万円)×15%-10万円=33.5万円
従って、2年間の贈与税の合計額は、33.5万円+33.5万円=67万円となります。
なお、この場合には、その都度「贈与契約書」を作成し、贈与の登記と贈与税の申告を行って頂くことが必要です。
また、不動産の名義変更を行った場合には、上記の贈与税の他に、「登記費用」と「不動産取得税」も生じますのでご注意ください。
ご質問内容に関して、私の認識違いがありましたら、またご投稿ください。
宜しくお願い致します。
本投稿は、2014年10月07日 17時20分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。