夫婦間のお金の移動
先日、入籍し今後の生活資金及び金利の良い円定期預金に預け夫婦の財産を増やすため、
主人名義の口座から妻名義の口座へ妻が1000万の移動を行いました。
家庭の管理はまだ確定ではありませんが妻が行う予定です。(入籍2ヶ月のため役割はまだ確定していません)
仕事柄、主人は平日休みがなく記帳などし易いように妻名義の口座へお金を移動させました。
今後の予定は1000万のうち一年で使いきれない生活資金分、数百万を妻もしくは主人名義の口座を開設し定期預金にする予定です。
しかしながら、夫婦間でのお金の移動においても贈与税が発生することを知らず動揺しております。
夫婦共々、贈与の認識はなく管理のし易さと定期預金の口座を誰名義にするかで悩んでおり
一旦、妻名義の口座にいれました。
妻名義の口座に入れてまだ半月ほどですが生活費としてお金の引き落としは数回行いました。
また、主人は営業マンとして接待費などで立て替えることも多く、毎月お小遣いとして数万円を渡すよりも200万を主人の口座に残しいつでも自由に引き出せるようにしています。
接待費分は給与とは別に後日主人名義の口座に会社から振り込まれます。
なので半年毎に200万からいくら減ったかを算出し1ヶ月に主人の私用分としていくら使っているかを判断しようとしてました。
主人の給与は主人名義の口座に毎月振り込まれますが明細とともに手渡しで生活費として妻名義の口座にいれています。
上記の場合でも贈与税は発生するのでしょうか?
また、税金をかけないよう円定期預金に1000万ねうち数百万を移動させる場合、名義人はどちらにするべきなのでしょうか?
12月に入っており、年をまたいでいいものか不安です。
ご回答お待ちしております。
税理士の回答

奥様名義の口座に移った1,000万円は奥様が管理支配しているようですので、実質的にはご主人から奥様に贈与されたとみなされる可能性があります。仮に1,000万円が贈与とみなされますと贈与税の額は231万円となります。
贈与税がかかるとは知らずうっかりしてしまい、その後速やかに元の状態に戻した場合には、贈与税の課税を回避することができます。ご相談の文面からは贈与税の認識がなく行ってしまったように読めますので、一旦、奥様名義の口座に移った資金の現在の残高を、ご主人に戻しておかれた方が良いと思います。
そして、改めて贈与税の負担額を考慮しながら合法的に奥様に贈与をなさってはいかがかと思います。
税務当局は名義預金に関して厳しい姿勢で課税に取り組んでいますので、安易な資金移動は避けた方が宜しいと考えます。
以上、ご参考になれば幸いです。
ありがとうございます、
11月半ばにお金を動かしました。
明日の手続きでも間に合いますでしょうか?
また、妻名義の口座から主人の口座へ戻すのは今までと同じやり方でゆうちょから一括で手続きしてもいいのでしょうか?
ご返信お待ちしております。
上記、お互いゆうちょ口座を使っており送金というかたちでお金を一括で戻す予定です。
また、戻す金額は、主人の口座から妻の口座へ一括で動かした額でいいのでしょうか?
約1ヶ月の生活費が妻名義の口座から引き落としされています。

ご連絡ありがとうございます。
まず、時期の問題ですが、明日の手続きでも大丈夫です。
ご夫婦の間では、そもそも贈与の認識がなかったという前提でお考えください。
贈与とは、「あげる」という意思表示と「もらう」という受諾があって初めて成立するものであり、両者の合意に基づいた財産の移動になります。
お二人の間では当初からそのような「合意」は無く、軽率に資金移動をしてしまったので、正しい預金者にお金を戻した、とお考えください。
戻す方法は一括での返金で問題ありません。ゆうちょでも銀行でも、口座を通してお金の移動がわかるようにして頂ければ大丈夫です。
また、戻す金額につきましては、現在の残高で結構です。1か月間の生活費が引き出されていましても、その金額はお二人が生活費として消費したものですので、これに関して贈与税が課されることはありません。従って、ご主人から移動された金額のうち生活費として使われたものを差し引いた残高を戻して頂ければ大丈夫です。
以上、宜しくお願いします。
本投稿は、2016年12月20日 05時34分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。