贈与税について
私の母が母方の兄弟より現金の贈与を受けることになりました。
そこでご質問ですが
贈与金額を仮に1500万円とした場合に
私の母が1人で贈与を受ける場合と
私の母、父、そして投稿者の私の3人が500万円ずつ贈与を受けた場合のメリット、デメリットを
教えていただけたらと思います。
それ以前に3にんが贈与を受けることが出来るのかさえ分からない状態です。
素人考えで3人で贈与した方が贈与税が少なく済むのかなと思い相談しました。
よろしくお願いします。
税理士の回答

贈与税は累進課税制度となっており、贈与財産額が多くなれば税率が高くなっていきます。
お母様お一人が1,500万円の贈与を受けた場合、税率が45%になります。
税額は、(1,500万円-110万円)×45%-175万円=4,505,000円 です。
お母様、お父様、ご相談者様が500万円ずつ贈与を受けた場合は、税率が20%です。
税額は、1人当たり(500万円-110万円)×20%-25万円=53万円 となりますので、贈与税負担の合計は、53万円×3人=159万円です。
したがって、お三方で贈与を受けた方が、お母様お一人が贈与を受けるよりも、税負担が2,915,000円少なくなります。
早速のご回答ありがとうございます。
3人で贈与を受ける場合に気をつけた方がいい点などはありますでしょうか?

注意点としましては、形だけお三方が贈与を受けて、例えば実際はお母様お一人がその贈与された金銭を管理しているといった状況はないようにしてください。
贈与を受けた方がご自身で管理し自由に使えるようにする必要があります。
例えのお母様のみが管理しているような状況ですと、実質的にお母様のみが贈与を受けているとして、その贈与すべてについて、お母様に贈与税課税されてしまいます。
証憑として、それぞれ贈与契約書を作成していただくのも税務署対策として有効です。
本投稿は、2021年06月30日 12時43分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。