株が分散している時の懸念事項
弊社は発行済み株式数が200あるのですが、けっこう遠い親戚にまで株が7人くらいに分散しています。この株を持っている遠い親戚の人がなくなったときに色々とめんどくさいから早いうちに綺麗にした方がいいと聞いたのですが、具体的にどうめんどくさいのでしょうか?
また株を移動させる場合は、金銭のやりとりはあった方がいいのか、それとも無償でいいのでしょうか?
税理士の回答
・このケースは、同族株式について、親戚関係にある少数株主7名の株式を売買または贈与する際の価格をどうすべきなのか?という質問だと窺えます。
・まず、現在の会社の税理士に、同族株式の評価をしてもらうと、いくらの価値として売買または贈与税申告すれば良いかわかります。会社の資産状況によっては、計算料が高額になるケースがあるので、計算依頼する前に概算を聞くと良いでしょう。
・実際に株式を集約する段階で、価値があるのにタダで贈与したい、または低廉で売買などというケースは、次に考えることです。
・具体的に、どうめんどくさいのか?については、状況を知っているであろう、言っていた人に聞くのが一直線です。一般的には、株主の把握ができなくなると、株主総会の招集や配当金支払いの際にどうするのかという不都合が生じます。そのほかについては、ここで詳しく解説すると、この案件に限らず逆手に取る方がいると良くないので解説しません。会社の顧問税理士に聞けば簡単に答えてくれるでしょう。
本投稿は、2025年03月10日 11時40分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。