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金庫株の時の税金

父の会社の株を叔父が所有しています。
その自社株を贈与してくれると言っていますが、贈与税が払えないので、会社に買い取ってもらおうとしたら、金庫株の時の税金が55%かかるとのことで、全株売っても足りないということになるような気がします。
仮に自社株の価額が200百万円とすると、贈与税が105百万円。200百万円の自社株を金庫株してもらった時の税金が、200百万円×55%=110百万円。
つまり手取が200百万円-110百万円=90百万円なので、105百万円は払えないということでいいのでしょうか。
それだと意味がないので、相続でもらう方がいいように思うのですが、いかがでしょうか。

税理士の回答

55%というのがどういった根拠かわかりませんが、非上場の株式を発行会社に金庫株として買い取ってもらう場合は、仮の株価200百万円はみなし配当部分と譲渡所得部分に分かれます。みなし配当部分はお父様の会社の決算書や申告書を見ないと判断できません。
みなし配当部分については配当所得として20.42%、譲渡所得部分については譲渡所得として20.315%の課税となります。
仮にみなし配当部分と譲渡所得部分が100百万円ずつとした場合、それぞれの税額は20,420千円と20,315千円となり合計40,735千円となります。
叔父様からだと相続ではなく遺贈ということになり、相続税の2割加算がありますが、遺贈によって取得した非上場株式を金庫株として売却した場合は、上記のみなし配当課税は行わず、譲渡所得だけとなります。
また、遺贈に伴い納付した相続税がある場合は、遺贈から3年10カ月以内の売却であれば納付した相続税額を取得費に加算することができます。

正確かどうかわかりませんが、配当部分は総合課税になるので、所得税45%、住民税10%で55%になると聞きました。
前田先生のご説明の譲渡所得部分はあまり大きくなく、ほとんどが配当所得になるので、55%になるということらしいのですが、合っていますでしょうか?

すみません。みなし配当所得の税率20.42%は源泉徴収税額で、みなし配当は総合課税になりますので、配当控除をしても、ご記載の通り200百万円であれば最高税率となります。
誤解を与える回答をお詫びして訂正いたします。
後段で記載の通り、遺贈によって取得した非公開株式を発行会社に売却すれば、みなし配当課税は行われませんので、株価が200百万円で変わらなければ全体的な税負担は贈与よりも軽減されると思います。

前田先生 早速にご回答ありがとうございます。
贈与税が55%、みなし配当課税で55%(手取は45%)と考えれば、通常は金庫株の代金では納税できないということでよろしいのですよね。(譲渡所得税の部分を考慮してません)

みなし配当部分が多いようですので、ご記載の事例では贈与税の納税は難しいと思います。

全額がみなし配当で所得がみなし配当のみであれば、配当控除や基礎控除を勘案した後の所得税は約76百万円、住民税は約18百万円、合計94百万円ですので、手元に残る資金は約106百万円、ほぼ贈与税額と同じですので厳密に計算した場合は贈与税を賄うのは難しいと思います。

度々すみません。
所得税は約80百万円、住民税は約19百万円、合計99百万円の間違いです。

ご親切に、早期に回答をいただき大変感謝しております。

本投稿は、2019年06月10日 12時41分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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